八日市南高で福島の特産カボチャ収穫
【東近江】 八日市南高校地域支援活動部は17日、「東日本大震災の記憶を風化させない」との思いを込めて「いいたて雪っ娘(ゆきっこ)かぼちゃ」(以下雪っ娘かぼちゃ)を同高実習畑で収穫した。
地域支援活動部は、東日本大震災発生の翌2012年から毎年実施している被災地支援をきっかけにして、14年から福島県飯舘村の特産「雪っ娘かぼちゃ」の栽培に取り組んでいる。
雪っ娘かぼちゃは、同村出身の元教員が農家の所得向上のため約30年かけて改良した品種で、白い皮に包まれたずっしりした実は煮詰めると甘さが増す。しかし、2011年に東日本大震災が発生し、同村は原発事故に伴って避難指示区域となったため、栽培が不可能になった。
これを受けて、品種を絶やしてはいけないと、種の保存・栽培が全国の有志で広がった。
今年は、40平方メートルの畑に4月上旬に苗を定植し、7月上旬から収穫を始めた。この日は部員4人が最後の収穫を行い、直径20センチ~30センチのかぼちゃを丁寧につるから外していた。
例年以上の厳しい暑さで「日焼け」や「きず」があるものの、甘さは健在。収穫したカボチャは、子ども食堂や社協に寄付するほか、生徒がペースト状にしたものを井上製菓で「ゆきっこまんじゅう」に加工してもらい、秋の二五八祭りや高校のイベントで販売する。
1年生の船橋咲来さん(15)は「カボチャを通じて、少しでも震災の記憶を風化させない思いが広がれば」と話していた。







