飲食店経営の村山伸幸さん
【東近江】 曲がりくねった山道を抜けると、そこには棚田跡が広がっていた。鈴鹿山中の旧大萩村(東近江市百済寺甲町)。棚田跡の形状を活用したキャンプ場「大萩OUTDOOR EATS」(9000平方メートル)が来春の開業を前に、6月中旬からプレオープンしている。
来春開業を前にプレオープン中
開放感ある景色、清らかな小川…
キャンプ場を運営するのは、同市浜野町の飲食店「eN(エン)」のオーナー村山伸幸さん(41)。もともとインドア派だったが、アウトドア派の妻に誘われて2019年からキャンプに行くようになった。
キャンプの醍醐味といえば、屋外での食事。「同じものでも屋外で食事するとすごくおいしい」と感激し、キャンプ場の経営を模索するようになった。
市内で候補地を探した結果、知人に紹介してもらったのが旧大萩村の棚田跡。同村は1972年(昭和47)の台風被害を契機に集団移住が行われ、廃村となった。
初めて足を踏み入れた2020年冬、耕作が長く放棄されて雑木が生い茂っていたが、石垣が連なる棚田跡や清らかな小川の流れ、空の近さが気に入った。
雑木を伐採したところ、斜面に築かれた棚田跡の開放感のある景色が現れた。
本格オープンする頃には、オートキャンプ場や、愛犬とリードなしで過ごせるペットサイト、フリーサイトのほか、子どもが水遊びを楽しめる人工渓流が完成する。
なお、プレオープン期間中は、1日15組を受け入れる。1張6人までで、自動車1台。オートキャンプかバーベキューの利用となる。水道と電源はない。
村山さんは、「子どもたちに豊かな自然の中で楽しい思い出をつくってほしい」と語っている。問い合わせと予約はeN(TEL0748―23―2034)へ。







