武佐コミセンなど8か所 むしゃりんどう保存会
【近江八幡】初夏の訪れを告げる野草「むしゃりんどう」の第24回展示会が、近江八幡市の武佐コミュニティセンターを主会場にはじまった。9日まで。
むしゃりんどうは、りんどうの花に似たシソ科の多年草で、同市武佐町で自生種が発見されたことからその名がついたと伝えられ、近江八幡市の「初夏の花」に制定されている。また、環境省の絶滅危惧種第2類に指定(2007年)されている。
素朴で可憐な美しさに人気があり、地元の愛好者団体「むしゃりんどう保存会」が、ふるさとの野草として種の保存と栽培の普及活動に取り組んでいる。
先月31日から展示が始まった武佐コミュニティセンターには、保存会会員(25人)から持ち込まれた鉢植えや武佐こども園で園児たちがプランターで育てたむしゃりんどうが並べられ、白、紫、淡ピンク色の花々が美しさを競っている。
保存会では、地元の人々に知ってもらおうと広済寺(武佐町)や長光寺(長光町)のほか、いばECO(エコ)広場、中山道沿いの民家など8か所で展示場を設けて、開花したむしゃりんどうを展示している。
保存会会長の成田傳良さん(72)は「今年のむしゃりんどうは、株によって開花時期の早い、遅いがあるが、全体に1週間ほど開花が早く、花つきぐあいは例年と比べると良くない。しかし、会員の丹精込めた世話により鮮やかな花の色合いが楽しめる。育苗から開花まで4~5年かかり、雨に弱く水管理が難しいなど、育ちにくい草花ではあるが、注いだ愛情を美しい開花で恩返ししてくれています。ふるさとの草花むしゃりんどうが、地元でもっと知ってもらえるよう、保存活動を続けていきたい」と話している。開催期間中、会員による栽培相談も開かれている。







