kikitoメンバーが市長に報告
【東近江】 地元木材を有効利用する仕組みづくりに取り組んできた東近江市一式町の一般社団法人kikito(キキト)が緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受け、メンバーがこのほど、報告のため市役所に小椋正清市長を訪ねた。
同賞は、緑化推進運動に顕著な功績のあった個人・団体に対して、その功績をたたえるため1984年から実施しているもの。今年度は全国で個人2、団体11の計13件の受賞が決定した。
間伐材を文具などに有効利用
地域の経済循環に取り込む
受賞報告で訪問したのは、代表理事の大林恵子さん(55)と理事の田中一則さん(61)。「kikito」の前身、湖東地域材循環システム協議会は2008年、人と森林の関係を見直し、持続可能な森林づくりの仕組みをつくろうと発足し、2012年に有志でkikitoを立ち上げた。
メンバーは、森林所有者や林業事業体、工務店経営などに携わる11人。昨年買い取った間伐材は340トンで、地域材を有効利用して名刺入れやコピー用紙、木のファイル、ノート、鉛筆などを製造、販売している。東近江市役所でも、このコピー用紙を一定量使用している。
また、地元の社会福祉法人と連携して実施することで就労困難者の社会復帰支援に貢献して、間伐材を通じて地域に新たなつながりを生んだり、独自のCO2吸収・固定認証制度を整え、森林づくりや木材利用に取り組む企業の活動を審査・認証し、森林の価値や木材利用への理解を促してきた。
受賞理由は、「森林を、環境という観点で管理・保全するだけでなく、地域の経済循環に取り込むことで人の営みと結びつけ、間伐材利用の推進とともに広く緑化意識の醸成に貢献している」としている。
小椋市長への受賞報告で大林さんは、「私たちだけで成り立つ事業でなく、山側の方たち、商品を買ってくれる川下の方たちのお陰で受賞できた。これからも山と人をつなぐ取り組みをがんばりたい」と喜びを語った。
小椋市長は「ノウハウが分からない頃から、身近なところから活動を継続していただき、ありがたい」と、感謝の言葉を送っていた。







