児童たちがネットルールを考える
【東近江】 東近江市立玉緒小学校は23日、ネット依存研究者で同校卒業生、富山大学医学部の山田正明准教授(46)を講師として招き、「玉緒小学校ネット研修会&会議」を行った。
インターネットは今や生活と切り離せないほど日常に浸透しており、国は学習にも効果的に活用しようと「GIGAスクール構想」を推進している。
同校では、ネット社会での適切なインターネットとの向き合い方やネット依存を防ぐ方法を学ぼうと、昨年から山田准教授を招き、児童(5・6年生)と希望する保護者、民生委員などを対象に研修会を開催している。
山田准教授は児童への講演で、依存物について「楽しい、疲れない、飽きない」の3つがそろっていると述べ、条件を満たさないものはネットを介していても依存にならないと説明。ゲームなど「娯楽のネット」が依存物であると続け、「うれしい、ワクワク」するときに出る快楽物質「ドーパミン」が娯楽のネットによってシステム的に連続分泌させられると、アルコール依存と同様に脳を縮ませること、最終的に理性・我慢を司る前頭葉(ブレーキ)を失って依存物を手放せなくなること――などの危険性をわかりやすい言葉で丁寧に説明した。
また講演後、児童らは教室で班ごとにグループワークを行い、それぞれネットルールを考案した。児童らはネットの長所として「楽しい」、「ストレス発散」、「世界中の人とつながれる」など、短所として「視力が悪くなる」、「ゲーム中にケンカになる」、「長時間してしまう」などをあげ、最終的に「家庭内でネット時間を決める」、「ネットやゲームを長時間しない」などのルールをつくっていた。
同校の北崎あゆみ校長は「去年、山田先生のお話を聞いて児童職員ともに素晴らしい学びになったけれども、そのあと、なかなか対策を習慣づけることが難しかった。保護者アンケートでも依然、子どもたちのネットの使い方には高い関心があるので、これからも定期的に研修会を実施して、自分の気持ちで気をつけようと思う機会をつくっていけたら」と話していた。








