善勝寺の木造十一面観音立像 御池岳のオオイタヤメイゲツ林
【東近江】 東近江市は、市指定文化財に2件を新たに指定した。指定されたのは、善勝寺=佐野町=の木造十一面観音立像(有形文化財・美術工芸品(彫刻))と、御池岳のオオイタヤメイゲツ林=君ヶ畑町=(天然記念物)。今回の指定で、市指定文化財は207件、国や県指定などを含めた市内件数は428件となった。
市によると、木造十一面観音立像(秘仏)は、劣化による修理の際、像内から遺骨や焼損仏の断片、墨書などが見つかり、1477(文明9)年に壽山大姉が願主となって祥仙居士追善のために造らせた像であることがわかった。室町期の仏像彫刻の特徴を示す貴重な作例として指定された。
オオイタヤメイゲツは、福島県以南の本州や四国に分布するムクロジ科カエデ属の落葉広葉樹。御池岳のオオイタヤメイゲツ林(約34・8ヘクタール)は、標高1247メートルの御池岳の山頂付近に純林が広範囲に分布し、100年を超える老齢樹が密度濃く所在する。近畿地方では数少ないカエデの典型的群落として高い自然度を残す貴重な存在となる。








