東近江市の一般社団法人kikitoが受賞
【東近江】 内閣府は緑化推進運動に顕著な成績のあった個人・団体をたたえる「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」の受賞者について、今年度は全国で13件(個人2,団体11)を決定し、このうち団体表彰で東近江市の「一般社団法人kikito(ききと)」が受賞した。表彰の授与は、4月26日に開催された「みどりの式典」(都内)で行われた。
「kikito」は、森林所有者や林業事業体、建築士などの多様な構成員からなり、県湖東地域を中心に、間伐材の利用拡大や独自のCO2吸収・固定認証を通じて、緑化や地域材の安定供給体制づくり、森林の価値を高める普及啓発活動に取り組んでいる。
地域と連携し間伐材を商品化
経済循環に取り込み緑化意識醸成
間伐材を買い取るイベントを開催し、地元企業や木工職人と連携して間伐材をコピー用紙や文具などとして商品化し、地域材需要を創出してきた。
同事業は、森林所有者が山の価値を再認識する契機となるとともに、地元の社会福祉法人と連携して実施することで、就労困難者の社会復帰支援に貢献するなど、間伐材の利用を通じて地域の新たなつながりを生んでいる。
また、独自の「CO2吸収・固定認証制度」を整え、森林づくりや木材利用に取り組む企業などの活動を審査・認証し、森林の価値や木材利用への理解を促してきた。さらに、企業の森林づくりにコーディネーターとして協力するほか、「森づくり塾」や「建築塾」を開催し、森林整備や木造建築に携わる人材の育成にも取り組んできた。
受賞理由は、「森林を、環境という観点で管理・保全するだけでなく、地域の経済循環に取り込むことで人の営みと結びつけ、間伐材利用の推進とともに広く緑化意識の醸成に貢献し、その功績は高く評価される」とする。
代表の大林恵子氏は、「今回の受賞は、間伐材を提供して下さった方々や、それらを活用した商品を購入いただいている方々をつなぐ経済活動など、森と人をつなぐ様々な活動を評価いただけたことを大変うれしく思う。これからも振興に向けて頑張りたい」と喜びを語っている。






