東近江地域含む4市2町所管
【日野】 県全体の子ども家庭相談体制と児童虐待相談への対応を強化するためこのほど、日野町に県内4カ所目となる「子ども家庭相談センター」(児童相談所)が開設された。
虐待対応相談件数は増加傾向にあり、また内容も複雑化していることから、県では既存3センター(所在地=彦根市、草津市、大津市)では管轄区域が広大で安全確認などに支障をきたし、一時保護機能が不十分となるとして新センターの開設が喫緊の課題となっていた。そこで2019年5月に「子ども家庭相談センターあり方検討会」を立ち上げ、近江八幡市、甲賀市、湖南市、東近江市、日野町、竜王町を所管する新センターとして日野町の旧養護老人ホーム「さつき荘」を改修する案を採択し、2023年6月に着工。今年3月に完成し、4月から業務を開始している。
開所式で三日月大造知事は「令和4年度の県内児童虐待相談件数は7901件で、1件1件に困難かつ長期的な対応が求められ、県の子ども施策のなかでも重要な案件となっている。『子ども子ども子ども』という県の最重要施策をさらに拡充するため、これからも子どもたちに向き合う体制をしっかりと確保してまいりたい」と話していた。
日野子ども家庭センターは鉄筋コンクリート造り平屋建て。県内の子ども家庭相談センターでは初となる一時保護所の全室個室(添い寝が必要な幼児の部屋をのぞく)を整備し、職員60人体制となっている。
文化、芸術の魅力を子どもたちが感じられる場所にとの願いを込めて東近江の芸術を愛する会から寄付された作品を各所に展示しており、室内は県産木材を使った木のやわらかい雰囲気を生かした内装になっている。
また開所式では、同センターを施工した株式会社ヤマタケ創建、株式会社ノセヨ、黄地電工株式会社の3社から絵本や図鑑など計35冊の寄贈も行われた。









