色鮮やか「引き札」の世界 かつての暮らしに思いをはせて
【東近江】 東近江市立蒲生図書館(同市市子川原町)で企画展示「蒲生の引き札展」が開かれている。5月19日まで。
引き札とは、江戸・明治・大正・昭和時代にかけて商店が年頭のあいさつ回りや開店の案内、大安売りの宣伝のために配ったもので、現在のチラシ広告にあたる。
同展では蒲生地区の引き札に焦点をあて、石塔寺の瓦製造所や銀行が発行する近江鉄道の時刻表などが書かれた引き札の複製(コピー)や、住民が引き札を貼りつけて私的使用していた箱など、計21点を展示。
展示品には店名や住所、発行された時代をわかる範囲で併記しており、縁起の良い華やかな図柄や、目をひきつける鮮やかな色づかいなどから、かつての商いの活気や商人のたくましさを感じ取ることができる。
同図書館は「蒲生では昔から、商店が各集落に点在していて商店街とよばれるものが形成されなかったため、残っている引き札の数はあまり多くない。それでもこれだけキレイに残っていて、今はもうない店の引き札もあり、かつての地域の暮らしに思いをはせるきっかけになるかと思う。ぜひ見てもらいたい」と話している。
同図書館の開館時間は午前10時~午後6時。月・火・祝日は休館。
問い合わせは蒲生図書館(TEL0748―55―5701)へ。









