【東近江】 県が緑化功労者に贈る令和5年度(2023年度)の「シャクナゲ賞」がこのほど発表され、東近江市の特定非営利法人里山保全活動団体「遊林会」代表理事の井田三良さん(東近江市小脇町)が表彰された。
県は公益財団法人滋賀県緑化推進会と協賛し、地域の緑化や森づくりに長年取り組み、地域の模範として功績が特に顕著な人に対し、知事表彰として同賞を贈っている。
井田さんは1998年に有志5人で遊林会を設立。2012年に同代表に就任し、会の中心となって長年にわたり愛知川河畔林の「河辺いきものの森」(同市建部北町)で里山保全活動と環境学習活動を継続している。
活動のうち、里山保全に関しては、森林環境の改善や維持に取り組んでいるとともに、地域のボランティアの指導者としても重要な役割を担っている。
一方、環境学習に関しては、「河辺いきものの森」で総合学習や環境学習、県のやまのこ事業の場として幼稚園や保育園、小学校などを受け入れており、来場した子どもたちに人と自然をつないでくれる里山の大切さを伝え、次世代の育成に貢献している。
井田さんらのこれらの取り組みが広く環境緑化を進めるために貢献し、緑化思想の高揚に果たした業績が顕著であり、地域社会に貢献があるとして今回の表彰に選ばれた。
表彰式は県庁で行われ、江島宏治副知事からの表彰状と県緑化推進会の櫻田満理事からの記章が井田さんへ贈られた。
「河辺いきものの森」を訪ねたことがあるという江島副知事は「生態系の豊かなところだと思った」と述べ「何年もかけて河辺の里山を守っていただいた。この取り組みが子どもや孫の世代まで受け継がれていってほしい」と感謝と期待を述べた。
井田さんは「仲間たちと続けてきた活動が表彰されてうれしい」と述べ、「森は手を入れ過ぎても放っておいてもダメ。10年、20年先を見通す中で、人間の都合に合わせていくのではなく、バランスを取りながら手を加えていかないと維持できない」とし、「次を担う子どもたちのためにも、仲間たちと一緒にこれからも頑張っていきたい」と意気込んでいた。







