八日市図書館 来月14日まで
【東近江】 八日市図書館は、企画展示「紙から広がる」を2階ギャラリーで開いており、国内外の手すき紙やプリント紙などの計41点を紹介している。4月14日まで。
「紙」には長期的な保存に耐えうる物質的な普遍性、風合いや手触りの魅力、さらに「紙」の本には手に取って一枚ずつページをめくり読書を進める高揚感がある。同展ではそのような「紙」の魅力に着眼し、一枚を通して国の歴史、文化、自然を紹介する。
この中で、日本の手すきの雁皮紙(がんぴし)は、奈良時代から使われており、きめが細かく、つやがあるのが特徴で、かな文字を書くのにふさわしいと愛用されてきた。雁皮は人工栽培が困難なため、樹木が減少している現代では貴重な紙となっている。
インド南部のインド洋に浮かぶ島、スリランカのエレファントペーパーは、ゾウのふんに含まれる多くの繊維を生かして、古紙といっしょにすかし、染色したもの。紙をよく見ると、草らしきものが見える。
中米の国で世界有数のコーヒー大国ホンジョラスのコーヒーペーパーは、古紙の原料にコーヒーの外皮を混ぜている。黒い粒が表面にみえており、香ばしいコーヒーの薫りがしそう。
同館の担当者は、「各国の特徴や、実際に触れてみて風合いを感じてほしい」と話している。







