「しがのふるさと支え合い活動」に6協定追加
【全県】 県内中山間地域の農村集落と大学・高校や企業などが地域活性化に向けた協働活動を行う県の「しがのふるさと支え合いプロジェクト」で新たに6協定が締結され、このほど、県庁で協定締結式が行われた。
県の中山間地域は、地域の状況に応じた様々な農業が展開され、県産業の重要な位置を占めている。しかし、近年は人口減少や高齢化、担い手不足などが原因で耕作放棄地が増加する一方で祭りなどの伝統文化の継承が困難になるなどの課題も顕在化しており、住民の力だけでは農山村を維持するのが難しい状況になりつつある。
県では、中山間地域と各種団体をつなぎ、地域活性化や新たな価値の創造のきっかけを作るとともに、国際目標であるSDGs(持続可能な開発目標)を推進する取り組みとして2018年から同プロジェクトを始めた。22年度までに県内各地で23協定が締結されており、農地保全や6次産業化など、個性豊かで元気な共働活動を展開している。
今回、新たに締結された協定は次の通り。
▽一般社団法人比良里山クラブ―びわこ成蹊スポーツ大学。大津市南比良で地域の活性化と学生との絆を創出することを目的に、赤しそ栽培に関する事項、比良地域との交流に関する事項で協働する。
▽うしかい田んぼアート実行委員会―甲賀協同ガス。甲賀市牛飼で地域の活性化と農業を通じた地域貢献を目的に、田んぼアートを活用したイベントの企画・運営に関する事項で協働する。
▽東寺棚田を守る会―県立三雲養護学校。湖南市東寺で地域の活性化と豊かな学びの実現を目的に、棚田の保全を通じた体験活動の推進に関する事項で協働する。
▽一般社団法人ゆずのだいどこ―県立甲良養護学校。甲良町長寺で地域の活性化と豊かな学びの実現を目的に、ゆずの栽培に関する事項とゆずを活用した地域活性化に関する事項で協働する。
▽多賀町八重練区―一般社団法人地域再生プロジェクトみなおし・社会福祉法人杉の子会第2作業所、県立大学人間文化学部生活デザイン学科。多賀町八重練で利域活性化と地域ぐるみの取り組みの実現を目的に、耕作放棄地の利活用に関する事項と里山・農村の修景に関する事項で協働する。
▽南深清水FF倶楽部―立命館大学食マネジメント学部。高島市南深清水で地域の活性化と豊かな学びの実現を目的に、食資源活用および地域資源を活(い)かしたウェルビーイングプログラム開発に関する事項で協働する。
協定締結式には各団体の代表者らが出席。それぞれが新たなつながりへの感謝と今後の地域への期待について説明し、協定書に署名した。
立会人として参加した三日月大造知事は「課題を可能性に変えるそれぞれの活動に県も一緒に取り組んでいきたい」と述べた。







