【草津】 立命館大学人文科学研究所重点プロジェクト「グローバル化と地域の多様性(diversity・ダイバーシティー)」は20日午後1時~同4時30分、草津市野路東1の同大学びわこ・くさつキャンパスローム記念館5階大会議室で、かつて県内にも投下された「模擬原爆パンプキン」について討議する企画「京滋地区から考える『ヒロシマ・ナガサキ』―模擬原爆パンプキンの被害と滋賀の戦争―」を開催する。
第二次世界大戦中、広島・長崎への原爆投下を前に、米軍は原爆と同じ重量の爆弾を全国49か所へ投下、搭載機乗員の訓練と同時に投下後の弾道特性など本番に備えた様々な事前データ採取を行った。一般的に「模擬原爆パンプキン」と称されるこの爆弾の犠牲者は全国で1600人以上になると推計されている。1945年7月24日、大津市の東レ石山工場へ投下されたのもこの爆弾とされる。
同企画では県に投下された模擬原爆を中心に取り上げ、その被害実態や今日の継承実践、
関連資料の現状などについて各専門家らの視点から広く討議する。
当日は、同大学衣笠総合研究機構生存学研究所の鈴木裕貴研究員が「被爆地以外に残る『被爆』の痕跡―滋賀県内の被爆者運動・原爆手記の再検証」と題した問題提起を行い、県立大学の水谷孝信非常勤講師、大津市歴史博物館元館長の樋爪修氏、県平和記念館の日高昭子学芸員がそれぞれの視点から議論を行う。続いて、アーカイブズ・マスコミの視点からと題し、県立公文書館の大月英雄主任技師と、毎日新聞大津支局の藤田文亮支局長がコメントを発信、それらを受けての全体討議や質疑応答を行う。
同企画は参加無料。事前登録不要。問い合わせは鈴木研究員のメール(ssk-42@st.ritsumei.ac.jp)へ。






