県は「今後も各種の社会実験を試行する」
【県】 県は今年11月24日から26日にかけて都市公園湖岸緑地志那1エリア(草津市志那町)で行った駐車場有料化社会実験の検証結果をこのほど公表した。
県では、都市公園湖岸緑地で利用者から相応の負担金を徴収することで、施設の利便性と快適性の向上を図り、マナー良く利用してもらうことで、湖岸緑地の持つ魅力を高める取り組みを進めていくことにつなげることを目的に、今年度から有料化の影響・課題を把握する社会実験を始めた。
1回目はゴールデンウイークに事前予約制で実施。県によると、「おおむね好評を得たが、事前予約や夜間閉鎖などに対する不満なども挙がった」とし、それを踏まえ、今回の2回目は期間中昼夜連続で駐車場を利用する時間が増すことに応じて利用料金が増加する従量制での時間制有料の形で実験。また、前回同様、社会実験駐車場利用者とその他の湖岸緑地一般利用者に対するアンケート調査も行った。
2回目の実験期間中の同駐車場利用車両は290台。最大駐車率は39%だった。
同社会実験の検証結果のとりまとめによると、「実験中は、(利用者は)マナー良く快適に使用していた」とした上で、アンケート調査の結果として、実験の内容については、実験駐車場利用者の44・8%、湖岸緑地一般利用者の55・8%が肯定的に受け止めたとしている。
また、同じアンケート調査の結果として、湖岸緑地有料化の賛否に関しては、実験駐車場利用者のおよそ半数が肯定的。湖岸緑地一般利用者は56・3%が肯定的だったが42・7%が否定的意見を示したことも分かり(グラフ参照)、賛否は分かれた結果となった。
アンケートに寄せられた主な意見としては、実験駐車場利用者らからは「マナーの悪い人が少しでも減少する」、「時間を気にして家族で楽しめない」など、湖岸緑地一般利用者からは「琵琶湖で長時間釣りをする場合、有料になるときつい」、「有料でもまた来たいと思える緑地づくりをしてほしい」などが挙がっている。
県は今回の実験の総括で、「従量制とした今回の実験では、短時間利用者が多かったことから、従量制のほうが利用者の様々なニーズに対応できると考えられる」と分析しつつ、一方で、実験駐車場利用者アンケートでは前回のほうが駐車場有料化に対する賛成意見が圧倒的に多かったことから、「短時間利用にも配慮しつつ、混雑期に限った予約定額制も検討の余地はある」とまとめている。
県では「今後も、湖岸緑地の特徴に適した実効性のある利用適正方策を検討するため、前回と今回の結果を踏まえつつ、引き続き、各種の社会実験を試行する」としている。







