トラック協会が「物流セミナー」開催
【大津】 県内の物流関係事業者らによる一般社団法人滋賀県トラック協会(守山市木浜町、甲斐切稔会長)と公益社団法人全日本トラック協会(東京都)がこのほど、びわ湖大津プリンスホテル(大津市におの浜4)で今年度の「物流セミナー」を共催で開催した。
同セミナーは、物流業界への理解を深めてもらうことや会員企業らが自己の知識のステップアップを図ることを主旨に2000年から毎年開催されている。途中、コロナ禍で開催を見送った年もあったが、昨年から従来通り、関係者らが一堂に会して業界の現状や異分野の有識者の講演を聞くスタイルに戻り、実施している。
今年は約270人が参加した。開会に際し、あいさつした甲斐切会長は来年4月、働き方改革関連法により自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることで流通業界が直面するいわゆる「2024年問題」について触れ、「これは我々だけの問題ではなく、国を挙げて、物が運べなくなるかもしれないということが一番の問題だ」と指摘。続けて「運転時間以外の荷下ろしなどの待ち時間を少なくする方法など、お互いに考え出すことが必要だ」と述べた。
さらに一般的な企業と比較した際、流通業ドライバーの収入が少なく、拘束時間が長いとされる点にも言及し、「一般企業と同じ水準にしなければドライバーは集まらないと痛感している」と述べ、「知恵を出し合いながら、我々が喜んで荷物を運べる環境にし、ドライバーになりたいという人を確保する動きを進めていきたい」と語り、来年以降に向け「荷主業者よし、ドライバーと流通業者よし、世間よしといった三方よしの環境を整えられるよう、力を合わせながら進めていきたい」と述べた。
また、今年のセミナーでは、講師に招かれた元大相撲力士の舞の海秀平氏が「可能性への挑戦」と題した講演を行い、参加者らは物流にも生かせるテーマに熱心に聞き入っていた。






