「パレスチナ・アマル」北村代表が知事に活動報告
【全県】 刺しゅう製品を通じてパレスチナ・ガザ地区の女性の自立支援に取り組んでいる「パレスチナ・アマル」の北村記世実代表(守山市)がこのほど県庁で三日月大造知事を訪問し、活動を報告した。
北村代表は2013年に起業。主に国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によるパレスチナ刺しゅうプロジェクト「Sulafa(スラーファ)」の製品を扱っている。「Sulafa」とは高級な刺しゅうを意味する言葉でもあり、同プロジェクトでは、ガザ地区の難民女性300人が担い手となって手がけた刺しゅう製品が世界中から親しまれている。
「パレスチナ・アマル」では、21年5月にパレスチナで勃発した武力衝突の際、「戦争が収束した後に女性たちに必要なのは仕事」と、先行支援として受注販売を実施、2年間かけて難民女性たちが戦争から刺しゅう制作に立ち戻るのを支援した。その後、北村代表らが現地でアンケートをとったところ、「日本からのオーダーのおかげで生活を立て直せた」、「刺しゅう作りをすることで精神的に癒やされた」といった声が寄せられたという。
今年10月、イスラエルとの間での紛争が起こったことを受け、北村代表らは再び先行支援をホームページで開始、今月6日時点で約790件の注文依頼が届いている。
三日月知事に「Sulafa」の刺しゅうを紹介した北村代表は「現地の女性たちが守りたかった刺しゅう作りのできる生活に戻れるよう、知事からも働きかけに協力してほしい」と求めた。
精巧なデザインの刺しゅうを手に取り、現地とのつながりなどについて話を聞いた三日月知事は「我々に何ができるか模索している」と述べ、「まずは根本的な悩みに寄り添いながら、一緒に考え、一緒に戦争が早期に終結することを祈りたい」と語った。







