滋賀県フリースクール等連絡協議会が公表
【全県】 小椋正清東近江市長のフリースクールをめぐる発言で、滋賀県フリースクール等連絡協議会は30日、三日月大造知事と福永忠克教育長に提出していた意見書に対する回答を、東近江市役所で公表した。
小椋市長は先月17日に不登校をテーマにした首長会議で、フリースクールをめぐって「国家の根幹を崩しかねない」などと発言し、波紋を広げた。
先月27日には、同協議会と小椋市長の対話の場が初めて設けられ、この中で小椋市長は「言葉足らずで関係者に対して深い傷を負わせてしまい誠に申し訳なかった」と謝罪した。あらためて発言は文科省に向けたもので、フリースクールの制度設計を求めたのが本意だったと説明するとともに、約1時間かけて意見交換を行った。
この日の会見で公表された三日月知事からの回答では、「学校とフリースクールは二項対立的な選択肢ではなく補完しあうもの」「国や自治体の教育行政への熱い問題提起とはいえ、深い悩みを長く抱えている人たちへの配慮に欠けた発言であり、私の考えと異なる」、福永教育長から「首長からは様々なご意見をいただき、東近江市長の発言もご意見の一つとして受け止めている」とあった。
これについて柴田雅美会長(滋賀大学産学公連携推進機構特命教授)は、「学校とフリースクールの二項対立ではなく、全ての子どもの学びを立ち止まって考える機会となった。学校を補完することを加えて、子どもたちとは誰か、学びとは何かをあらためて考えたい」と述べた。
また、同協議会のメンバーに実施したアンケート結果を明かし、「(行政との)対話を深めてほしい」などとする意見が多く寄せられ、小椋市長との対話を「一定の謝罪と受け止めているのが大半」とした。今後の進め方について、「何が同じで、何が違うのか出し合い、対話が続けばよいと思う」とした。







