「幻の安土城」復元プロジェクト歴史セミナー
【大津】 「幻の安土城」復元プロジェクトを推進する滋賀県は9月16日午後1時半から、歴史セミナー「『安土山図屏風』研究の最前線」をコラボしが(大津市打出浜)で開催する。セミナーでは、安土山屏風の最新の研究状況について、屏風の調査研究に携わる国内外の研究者らでつくる「安土図屏風探索ネットワーク」からの紹介があり、海外での調査も踏まえた研究成果が注目される。
安土城は、織田信長が天下人の拠点として、琵琶湖岸の安土山に築き、その豪華華麗な姿は遠くヨーロッパまで知られたが、1576年(天正4)の築城開始からわずか10年で廃城となったため、安土城に関する資料はほとんどなく、その実情は謎に包まれている。
県では2019年から、「幻の安土城」復元プロジェクトをスタートさせ、安土城の実像を解明し、目に見える形で復元することで、安土城の価値や魅力をより多くの人に知ってもらい、地域の活性化につなげようとしている。
海外の研究者マーク・アードマン氏迎え
9月16日、コラボしが21
セミナーの前半は、「安土図屏風探索ネットワーク」のマーク・アードマン氏(メルボルン大学講師)が「ヴァン・ウィンゲが描いた安土図屏風スケッチの再考」をテーマに講演する。
アードマン氏はボストン出身。2018年よりメルボルン大学芸術学部講師。安土城を核として15―17世紀の日本建築および空間・絵画・建設と権力の交差点を研究している。
2016年から安土屏風探索ネットワークに参加し、ローマ・バチカンなどの現地調査の学術監修を担当している。
後半はパネルディスカッション「『安土山図屏風』研究の最前線」で、パネラーはマーク・アードマン氏、武蔵野大学講師で県の安土図屏風探索プロジェクトに参画する新保淳乃氏。コーディネーターは、木戸雅寿氏(県文化財保護課参事員)と松下浩氏(県文化財保護課課長補佐)が務める。
定員200人(事前申込制、先着順)。無料。申し込みは、ファクス、電話、メールのいずれかの方法で、住所(市町まで、番地不要)、氏名(ふりがな)、連絡先(携帯電話推奨)について9月14日午後5時までに県文化スポーツ部文化財保護課安土城・城郭調査係(TEL077―528―4678、ファクス077―528―4956、メールcastle@pref.shiga.lg.jp)へ。







