渚の交番「KARAHASHI DECK」オープン
【大津】 瀬田の唐橋がかかる瀬田川・中之島で宿泊や研修施設として活用されている滋賀県青年会館(大津市唐橋町)がこのほど増改築し、公益財団法人日本財団が全国で展開している事業「渚の交番プロジェクト」の一角を担う「KARAHASHI DECK(カラハシ・デッキ)」や地域住民らの憩いの場となるカフェレストラン「La COSSO(ラ コッソ)」の運用を始めるなど施設を刷新した。新たな水辺の拠点として注目を集めている。
同会館は一般財団法人滋賀県青年会館(理事長・目片信悟滋賀県議会議員)が青少年の健全な育成に寄与することを目的に設置し、50年以上にわたって利用者らに親しまれてきた。
今回のリニューアルに際し、同会館を運営する同法人と障害の有無にかかわらず誰もが水上スポーツを楽しめる琵琶湖を目指して活動しているNPO法人琵琶湖ローイングCLUB(クラブ、小原隆史代表理事)は、同会館が推進している青少年の健全育成を基本に、滋賀らしい琵琶湖、瀬田川の自然環境とそこから生まれた文化や芸術、人々の営みを体感から学べる青少年育成のための湖上スポーツ拠点を形成することを目的に、共同事業として「渚の交番プロジェクト」に参画した。
「渚の交番プロジェクト」とは、日本財団が「海辺の様々な活動、活動に係る人そして情報を横断するような拠点整備」として進めている事業で、水辺の見守りと情報発信、水上アクティビティ体験などができるスポットとして現在全国に14箇所設置している。また、今回の「カラハシ・デッキ」は近畿では初の「渚の交番」となる。
リニューアル工事は日本財団の助成を受け、約3か月、約1億6千万円かけて実施された。以前と大きく変えられたポイントとして、旧大ホールを艇庫に生まれ変わらせたほか、エレベーター棟を設置し、バリアフリーを強化した。さらに、以前は宿泊客への食事提供が中心だった食堂をカフェレストランとして改修し、地域住民や観光客も気軽に立ち寄れるようになった。新設された「カラハシ・デッキ」では、ボードに立ちパドルを使って水面を進む人気の「SUP(サップ)」や円筒形のチューブに入って水面に浮く「ウォーターチューバー」、2028年のアメリカ・ロサンゼルスオリンピックでの新種目候補として注目されている「コースタルボート」などが日常的に体験できる。また、従来の宿泊・研修施設「アーブしが」としての機能も継続する。
このほど、リニューアルを記念した式典が開かれ、関係者と市内の小学生らによるテープカットと水上スポーツによるパレードで新しい拠点誕生を祝った。
式典で目片理事長は「すべての子どもたち、地域との皆さんと共に歩み愛される施設として事業をこれからも推進していく」と意気込みを語った。また小原代表理事は「障害の有無にかかわらず、誰もがこの場所へ来れば何か幸せなことがあるという場所にしていきたい」と語った。







