滋賀大会5連覇の近江は8日に初戦 53校の思い背負い県勢初優勝へ
【全県】 第105回全国高校野球選手権大会がきょう6日、阪神甲子園球場で開幕する。滋賀からは5大会連続17回目の近江が出場する。昨年は、春に準優勝、夏もベスト4と躍動した近江。3日の抽選会で初戦は大垣日大(岐阜)に決まった。滋賀県勢初の全国制覇に向けてこの夏も期待が集まっている。
滋賀大会5連覇の圧倒的な強さで決めた全国への切符だったが、決勝の滋賀学園との対戦は熱戦を極めた。優勝を決めた試合直後、近江の四番を務めてきた横田悟主将は「一人一人の心の変化がこの結果につながった。チームには感謝しかない」と大会を振り返る。
春の県大会決勝も滋賀学園との対戦だった。勝利を収めた一方で「全ての面で劣っている。夏は厳しい」と肌で感じた。「現状を選手全員で素直に受け入れた。キャプテンとして足を引っ張れないとの自覚が芽生え、チームに対する視野が広がった」と横田主将。それ以降、技術向上はもちろん、連携や選手同士の気持ちを理解するためのチーム内でのミーティングも頻繁に行い、甲子園に向けて意識の統一を図ってきた。
そして迎えた勝負の夏、「自分たちはまだまだ弱いチームと自覚して、この大会で成長していこう」との気持ちで挑んだ。決勝では、横田主将もきっちりスクイズも決めてチームの勝利に大きく貢献。個々の選手の堅守も光り、打線もつなぐ野球を展開したまさにチーム一丸でつかんだ優勝だった。
長年にわたり近江を率いてきた多賀章仁監督は「経験上、こういう決勝を勝ったのは初めて」と振り返る。「自分との戦いに勝つ。昨日の自分を越えるをテーマに昭和の野球をこのチームでやってきた。横田が筆頭になり、試合を勝つごとに選手たちの人間力も付いてきた。それが勝利の大きな要因」と話す。
全国大会を控えた1日、選手らは県庁に足を運び、大杉住子副知事らを表敬訪問した。
各関係者らから激励を受けた横田主将は「今大会に出場された53校の思いを背負って、滋賀県勢初の日本一を目指してがんばりたい。近江らしさを甲子園でも発揮して、明るい表情で躍動していけたら」と力を込めた。
近江は大会3日目の8日(第4試合)に初戦を迎える予定。









