「しがローカルSDGs研究会」らが実証実験
【大津】 環境と調和した循環型地域づくりや地域再生のために活動している市民グループ「しがローカルSDGs研究会」(事務局・大津市浜大津4)が今月から市内の弁当店・カフェなどで販売している持ち帰り弁当の容器を客が洗って返却し、地域でリユース(再利用)していく「びわ湖Rプロジェクト」の実証実験を実施している。
同グループは2011年に県立大学の講座「近江環人」でまちづくりのノウハウを学んだ修了生らが中心となって発足。地球温暖化防止、プラスチックごみ削減、これからの教育などを主なテーマにメンバーそれぞれが様々な活動に取り組んでいる。
同実証実験は、公益財団法人日本財団うみゴミ対策琵琶湖プロジェクトと共催で実施。木粉とプラスチックを融合させたバイオマスプラスチック製のリユース容器を用い、循環型社会形成の仕組みづくりを目指す。
実施期間は3月末まで。今回は「リパコ」と名づけたリユース容器(容量0・8リットル)を120個作成し、期間中の利用頻度や地域での浸透具合などを探る。
利用の流れは、事前に保証金1000円を支払い、会員登録した利用者が市内の「つなぐキッチン」(同市本宮2)、「みかづきカフェ」(同)、「sotoko」(同市京町4)の3店舗のうちのいずれかで「リパコ」に詰められた持ち帰り弁当を購入する。食後、「リパコ」を洗って、参加店舗のいずれかに返却。「リパコ」は、返却された店舗で次の弁当容器として再利用されることで地域内で循環し、容器包装ごみが出ない仕組みとなっている。
また、保証金は容器破損時などに充てられ、使われないまま退会する場合は返金される。さらにSNSを活用したポイントも導入し、10ポイントたまると次回利用時に50円引きとなる。
今回の実験開始にあたり、市内を拠点に活動するデザイナーの橋本由佳さんが「エコ・環境配慮」と「滋賀県・びわ湖」を同時にイメージできる同プロジェクトのロゴマークをデザインした。
実証実験開始に向け、このほど、同グループメンバーらと参加店舗、橋本さんが県庁で記者会見を開き、事業内容について説明した。同グループ代表理事の浦幹夫さんは「地域にプラスチックごみ削減の意識が広がっていくきっかけになれば」と期待をしている。






