栗東市 課題一つずつへの政策を問う
【栗東】 栗東市で12年ぶりに行われる市長選挙(23日告示、30日投開票)では、市の抱える様々な課題一つずつにどのような解決策で臨もうとしているかが争点となる。前回に引き続き、いずれも無所属新人で立候補を表明している竹村健氏(56)と上石田昌子氏(55)に課題への対応を聞いた。文中敬称略。順不同。(羽原仁志)
たばこ税の説明責任、環境センター移転
企業誘致と東部開発…市民が望む市政は
―たばこ税に関する市の説明責任は果たされたか。
竹村 一定の責任は果たされたと思うが、行政の継続性の中でもっと説明を望む声があるならば、当然、話をする必要がある。市民目線が大事。市はどうしようとしているのかも含めて言わなければならない。
上石田 市民説明会を大々的に広報せず、説明を終えたと位置づけたのは間違いだった。市民の気持ちとは離れている。しっかり経過を話す必要がある。これまで透明性がない中で市政を進めてきたのも問題だ。
―環境センターの移転先にどう説明していくべきか。
竹村 場所より工法を決めるべきだ。どういう手法でごみを処理するかというのを先に決め、煙を大量に出さず環境負荷も少ないとか、その熱を生かした付帯設備として温泉やジムも期待できるなどを先に示して、場所を選定し、地域に説明していくべきだ。
上石田 市民の理解なく開発はない。安心感につながる説明が必要だ。例えば、ごみの焼却などで出る熱で発電し、売却する方法もある。その売り上げを地域に還元できれば、センターは単なる迷惑施設ではなく、SDGsにもつながる誇れる施設になる。
―企業誘致の進め方は。
竹村 企業誘致は栗東にはニーズがある。進捗させていくことは大切。市では条例を作って応援をしていく体制を作っているので、スピード感を持ってやらなければならない。
上石田 市の中長期財政計画に基づいて進められるべきだが、市民の税金を投入し、起債してでも企業誘致を図っていいのかどうか、もう一回議論の場に乗せたい。
―市東部開発で重点を置くべき点は。
竹村 1次2次3次の産業はかたよってはいけない。バランス感を持った施策が需要だ。生産者と消費者の思いをつなぐのは市の役割だ。
上石田 市は企業誘致にもリスクがあることを市民に説明するべきだし、税金を預かる身としては妥当性があるのかを検証しなければならない。
―選挙への意気込み。
竹村 栗東で生まれ、栗東で育ち、栗東に育まれてきた。大好きな栗東を自分自身、先頭に立って引っ張っていきたい。
上石田 新しいものと古いものの融合するまちづくりのきっかけに。市民があきらめない気持ちで夢を語れる栗東を作りたい。
(連載終わり)







