「ワーグナー作曲『ニュルンベルクのマイスタージンガー』」制作発表
【大津】 県立芸術劇場びわ湖ホール(大津市打出浜)でこのほど、同ホールプロデュースオペラ「ワーグナー作曲『ニュルンベルクのマイスタージンガー』」の制作発表会見が行われた。
同作品は、同ホールが手がけるワーグナー作品の10作目。これは、ワーグナー作品のみを上演するドイツのバイロイト祝祭劇場で上演される10作品(W10)すべてを上演したことになる。一つの劇場で同じ指揮者がW10すべてを指揮するは日本では初の試み。また、沼尻竜典芸術監督が任期最後に指揮を振るう作品でもある。
同作品はワーグナー唯一の喜劇とされ、16世紀中ごろのニュルンベルクを舞台に、靴屋の親方で詩人でもあるマイスタージンガー(職匠歌人)のハンス・ザックスを主人公として人間と芸術の素晴らしさを描く。
今回の上演では、同ホールでかつて「ローエングリン」などを手がけた粟國淳氏が演出を担当、ハンス・ザックス役はバリトン歌手として注目を集める青山貴氏が務めるなど、びわ湖ホールのオペラを支えてきた名歌手らが集結する。
同ホールで行われた会見で沼尻監督は「最後を喜劇で飾れるのは素敵だ。最高のステージと京都市交響楽団の演奏も楽しんでほしい」と述べ、青山氏は「芸術をたたえる素晴らしい作品をみんなで喜べたら。難しい曲だが頑張ります」と意気込んだ。
同ホールの村田和彦館長は「沼尻監督の集大成となる作品でびわ湖ホールが『日本のバイロイト』と呼ばれるようになれればうれしい」と期待を寄せている。
同作品は来年3月2日と5日に同ホール大ホールで上演。全席指定でSS席1万8000円、S席1万5000円、A席1万2000円、B席8000円、C席6000円、D席4000円。一般のチケット発売は今年11月6日午前10時~。問い合わせは同ホールチケットセンター(TEL077―523―7136)へ。






