伊藤忠商事が県へiPadと外国語絵本寄贈
【県】 大手総合商社の伊藤忠商事(東京都)がこのほど、「滋賀の子どもたちへ読書の楽しみを」と読むことに困難がある子どもたちも利用しやすい電子図書がインストールされたiPadと外国語の絵本を県に寄贈した。
伊藤忠商事では、次世代育成や関連する地域への貢献を主軸にした様々な社会貢献活動に取り組んでいる。今回の寄贈もその一環で、文字や画像をハイライトしながら、その部分の音声と一緒に楽しむことができる電子図書「マルチメディアDAISY(デイジー)図書」がインストールされたiPad114台と18言語の外国語絵本326冊を県に寄贈した。
県では、iPadを県立特別支援学校に53台、県総合教育センターに10台、県・市町図書館に51台配布し、それぞれで活用している。また、外国語絵本は県立図書館に収蔵した。
さらに寄贈に対し、感謝状贈呈式を県公館(大津市京町4)で開催、三日月大造知事が伊藤忠商事の小林文彦副社長に感謝状を手渡した。
三日月知事は「滋賀は多文化共生を大事にしており、こうして外国の言語の絵本を図書館に届けることができるのは本当にありがたい。また、目の不自由な子どもたち、障害のある子どもたちの読書活動にもiPadを大切に活用させていただきたい」と謝意を述べた。
伊藤忠商事の小林副社長は、世界的な潮流となっているSDGs(持続可能な開発目標)を日本的に表現する言葉として「三方よし」が注目を集めていることについて触れ、「『三方よし』は豊郷町にある伊藤忠商事創業者が大切にし、我々もずっとその精神を大事にしている言葉だ」とし「その発祥の場所である県からも、改めてこの言葉の理念を県内外に発信してもらえれば」と期待を語った。
県は先月、視覚障害者などの読書環境の整備を目的とした「滋賀県読書バリアフリー計画」を策定しており、今回の寄贈は「同計画で目指す『障害の有無にかかわらず読書を通じて豊かな人生を送れる滋賀』の実現に大いに資する」としている。
また、伊藤忠商事と県立図書館の間では昨年度、日本で入手しにくい絵本を寄贈してもらう「外国語絵本寄贈プロジェクト」の取り組みをスタートさせており、感謝状贈呈式に出席した福永忠克教育長は「これらの絵本は滋賀の子どもたちが多様な文化を知る機会となるとともに外国の子どもと日本の子どもの架け橋となる」と述べている。







