北部では引き続き警報級の降雪続く見通し
【県】 26日からの大雪に伴い、県は27日午前8時付で江島宏治副知事を本部長とし、関係各部局や協力外部団体などで構成する県災害警戒本部を設置。同日、大津市京町4の県公館で第1回本部員会議を開き、現状と今後の見通しについて協議した。
同本部員会議での彦根地方気象台の報告によると、今回の大雪は、西日本上空約1500メートルに氷点下12度以下の強い寒気が流れ込み、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が形成された影響によるとみられる。27日は引き続き強い冬型の気圧配置が続くが、JPCZは次第に北上する見込みで、28日は次第に冬型の気圧配置は緩むと予測される。同気象台は「滋賀県では、(午前11時現在)北部では降雪が強まっており、大雪に一層の警戒が必要。特に、積雪が強くなっている北部では、夜遅くまで警報級の降雪が続くため、重大な交通障害の発生するおそれがある。不要不急の外出を控え、今後発表する警報、注意報、気象情報に留意して」と呼びかけている。
他の地域については▽東近江ではきょう27日夕方まで大雪に注意▽湖東と大津市北部ではきょう27日夜遅くまで大雪に警戒し、28日昼前まで大雪に注意▽湖北と高島市ではきょう27日夕方まで大雪に警戒し、28日昼前まで大雪に注意――としている。
また、強風や雪による見通しの悪化に注意すること。電線や樹木への着雪、雪崩に注意すること。ビニールハウスの倒壊に注意すること。カーポートなどの簡易な建築物や老朽化している建築物は倒壊のおそれがあるので近寄らないこと。農作物の管理にも注意すること。竜巻などの激しい突風や落雷に注意すること。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めること――も併せて呼びかけている。
27日午前11時時点での被害状況は、名神高速道路、北陸自動車道、国道421号、国道303号、国道307号、国道367号、国道21号、国道8号などの県内の主要道路の一部区間で通行止めが発生、JR在来線で一部始発から運休・一部遅延、近江鉄道の一部路線で始発から運休・一部遅延が発生、近江鉄道バス、湖国バス、江若バスで一部路線運休が発生、高島市内で倒木などにより500軒以上の停電が発生、高島市内のスキー場で高所除雪作業をしていた1人が転落した事故が発生―となっている。なお、同事故の負傷者は意識があり、命に別状はない模様。
同会議で江島副知事は「今後、一段階上の災害対策本部の設置もありうる」とし引き続き、十分な警戒と現場での対応を各部局に呼びかけた。





