県産ほうじ茶のガトーショコラ
【全県】 立命館大学びわこ・くさつキャンパス(草津市野路1)で県の特産品を用いた土産物の開発などを通じ、県の魅力発信に取り組んでいる学生団体「ぎゅっと滋賀」が考案した「県産ほうじ茶のガトーショコラ『シガトー』」がこのほど、県内の平和堂40店舗などで販売開始した。学生らは「年末年始に家族や親せき、友だちと集う際に滋賀のことを伝えるきっかけのお土産になってくれれば」と期待している。
同団体は、「滋賀県には土地に息づいたおいしい食材・特産品が多くあるが、その魅力はまだ知られていない」という課題認識のもと、全国から集まっている学生ならではの視点で「帰省時に友だちに配りたい滋賀のお土産を考えよう」と2018年に発足した。現在、学部を越えた41人の学生が参加、同大校友会未来人財育成奨励金を受けて活動している。
開発する土産物のアイデアは「自分たちが知らなかった滋賀の魅力発見や県民が滋賀を見直すきっかけになれば」と公募でコンテストを実施。同大3年の石崎宏太郎さんは「滋賀は、大陸から茶が伝来した土地だし、日本五大銘茶のひとつ甲賀市の朝宮茶や『茶は政所』と称された東近江市の政所茶など銘茶の産地でもある。近代の開国の時にはペリーが膳所藩の無銘茶に感激して日本からの輸出品目に茶を望んだという逸話もあり、茶こそ滋賀を代表する食材にふさわしいと第一弾の商品に選んだ」と語る。
同団体では、応募アイデアをもとに京都の和菓子メーカーなどと協議を重ね、「京都の抹茶と差別化するためにほうじ茶で」「ほうじ茶の風味にあうミルクチョコレートをベースに」など試行錯誤の末に製品化にこぎつけた。昨年、実際に販売したところ好評を博し、すぐに完売となった。
今年、再販するに当たり、店頭広告などを一新。同大3年の細川満理奈さんは「琵琶湖をイメージする水色にお茶の茶色とホワイトチョコレートの白色で広告をデザインしました。売り場で目に留めてもらえたらうれしい」と述べる。
同団体代表で同大2年の宮本彩羽さんは「封を切った瞬間に滋賀県のほうじ茶の香りが広がるのが特徴で、優しい口当たりのお菓子になっています。ぜひ、一度食べてみてください」とお勧めする。
『シガトー』は1箱6個入りで1296円(税込)。売切れ次第、販売終了となる。
また、同団体では今月、コンテストの第2弾を実施し、新たな滋賀の魅力を発信する商品開発に動き出している。






