23日に表彰式と講演会 男女共同参画センターで
【全県】 第51回滋賀県芸術文化祭の一環である「第71回滋賀県文学祭」の入賞作品がこのほど決定し、同文学祭の主催者らが県庁で小説・随筆・詩・作詞・短歌・俳句・川柳・冠句の8部門の受賞者を発表した。
同文学祭は、文学に関する日頃の創作活動の成果を発表する場として県、県教育委員会、公益財団法人びわ湖芸術文化財団、滋賀文学会が毎年、催している。
今年度は7~8月中に各部門の作品募集が行われ、15歳(俳句部門)~102歳(短歌・川柳部門)の幅広い年代が応募、全部門合計で736作品が集まった。このうち、入選したのは93作品(30歳以下対象の奨励賞1作品含む)。また入選作品のうち、最優秀賞として各部門1人に授与される知事賞8点、特選53点がそれぞれ選定された。各部門の知事賞受賞作品と作者は次の通り。文中敬称略。
▽小説「一輪のバラ」中川法夫(守山市)▽随筆「散歩道(さんぽみち)」山森ふさ子(大津市)▽詩「メモリ」島田照世(大津市)▽作詞「風にも色が」福山幸雄(東近江市)▽短歌「蚕紙を換へ桑遣り終へし日の暮れに小雨ふるがに桑喰む蚕」「繭の出荷終へたる村は破夏(はげ)となり掃立前のひととき想ふ」「『繭商』とふ刻印欠けたる灯籠に湖北の蚕業の盛衰の見ゆ」近藤甚一郎(長浜市)▽俳句「一番の道具は十指草を引く」前川菅子(彦根市)▽川柳「話し声かしら葉ずれの音かしら」伊藤こうか(東京都)▽冠句「風が泣く あなたのいない街に棲む」澤希(栗東市)。
また、県内在住の作家らが出版した作品に対する文芸出版賞として▽短歌「古木の百花」林田美代子―が選ばれた。
記者会見で今回の審査結果について発表した滋賀文学会の岡本光夫会長は、「新型コロナウイルス感染症の影響で各地域の短歌会などが開催できなかったといった問題もあったが、今年も多くの力作が寄せられた。若い世代からの応募も多く、これからも滋賀の文学を広い世代に親しんでもらいたい」と語った。
同文学祭主催者らは23日午後1時から(同0時50分までに入場)、近江八幡市鷹飼町の県立男女共同参画センター「G―NETしが」で各部門知事賞と特選へ入賞全61作品の表彰式と元滋賀文学会理事・事務局長の杉山啓志氏を講師に招いた文芸講演「流行病(はやりやまい)と文学」を催す。入場無料。定員350人。事前申込み不要。来場の際はマスク着用、発熱や風邪の症状がある場合は入場不可。問い合わせは同財団地域創造部(TEL077―523―7146)へ。





