11月14日までリニューアル記念展開催中
【大津】 県立美術館(大津市瀬田南大萱町)は、2022年3月までの間、毎週日曜日を「木の家専門店 谷口工務店 フリーサンデー」と銘打ち、常設展示の観覧を無料にする取り組みを今月19日から始めた。
今年6月のリニューアルオープンに際し、同館では県民や企業・団体からの支援を得て、美術館の様々な活動を継続・発展させることができるよう、サポーター(寄付)制度を新たに設け、支援を呼びかけていた。寄付には、特定の曜日の常設展示観覧を無料にする「無料観覧デー」や次世代を担う子どもたちが参加する美術館のワークショップなどの事業を開催する「次世代育成」といったテーマを設定している。
今回、同制度の趣旨に賛同した竜王町山之上の企業「木の家専門店 谷口工務店」が今年度の「無料観覧デー」サポーターとして75万円、「次世代育成」サポーターとして75万円を寄付した。
今月18日、同館で保坂健二朗ディレクター(館長)から同企業の谷口弘和社長へ感謝状が贈られた。谷口社長は「コロナ禍で滋賀県の企業としてなにか役に立てることはないかと考え、協賛を決めた。『家族連れに来てほしい』という美術館の思いに少しでも力になれれば」と語り、保坂ディレクターは「自分とは違う多くの人が表現した作品は、子どもたちも感動する。公立の美術館として気軽にそれらに触れられる場所にしたかった」とし「これからも他の曜日のサポーターが増えるように呼びかけていきたい」と述べている。
県立美術館では、リニューアル記念展「voice-over(ボイスオーバー)回って遊ぶ声」を11月14日まで実施している。
同企画展は「声」をテーマに、同館が収蔵している「近代日本画」、「滋賀ゆかりの美術・工芸等」、「現代美術」、「アール・ブリュット」の4分野について、ジャンルや年代を超える形で組み合わせて展示する。収蔵作品で全展示室を会場とする展覧会は同館初の試みとなる。
日本画家の小倉遊亀本人が寄贈した作品全22件のほか、アンディ・ウォホール、2016年以降収集を始めたアール・ブリュット作品など、同館の特徴を一挙公開している。さらに、田村友一郎氏、中尾美園氏、ドットアーキテクツの3組のゲストアーティストの新作も展示し、美術館活動について新たな視線を提示している。
観覧料一般1200円、高大生800円、小中生600円。会期中の日曜日は前述「無料観覧デー」により展示室1と展示室2が無料となる。
同館の開館時間は午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)。月曜日休館。企画展については同館ホームページ(https://www.shigamuseum.jp/)も参照すること。問い合わせは平日の午前8時30分~午後5時15分の時間帯に同館(TEL077―543―2111)へ。






