メディア向け内覧会実施
【大津】 県立美術館(大津市瀬田南大萱町)が再開館に向けた改装を終え、このほどメディア向けに記者会見と内覧会を実施した。
同館は1984年に県立近代美術館として開館。2017年からリニューアルを目的に長期休館している。
記者会見には、同館の保坂健二朗ディレクター(館長)とデザイン総括・内装設計を手がけた企業「graf」(大阪市)の服部滋樹代表、グラフィック・ロゴマークなどを作製した企業「UMA/Design art」(同)の原田祐馬代表が出席し、新しい美術館に向けての思いを語った。
保坂ディレクターは、新しい県立美術館として「かわる、かかわるミュージアム」とするコンセプトの下、創造(Creation)と問いかけ(Ask)、地域(Local)と学び(Learning)の頭文字から取った「CALL(コール)」を軸に、今後の展開につなげていくことを紹介し、「開館当初は『県民の応接室』というコンセプトだったが、今後は『地域のリビングルーム』のように身近な美術館として親しんでほしい」と述べた。
大きくリニューアルされたのは入口を入ってすぐの場所がウエルカムゾーンとして整えられた点。これまでは、重厚なシャンデリアが来館者を出迎えていたエントランスを広く開放し、ショップやカフェなどを設けた。展示を観覧しない人でも自由に活用でき、あわせて、2階にキッズスペースやおむつ替え、授乳などができるファミリールームを設けた。服部代表は「文化ゾーンの公園に遊びに来た家族連れが気軽に立ち寄れる明るい雰囲気を心がけた。通常の美術館ではあまり見られないくつろぎのある場所になれば」と期待している。
展示室は、これまでのシックな内装からフローリングの明るい雰囲気に統一し、照明の明るさや色合いを調節することで多様な作品の展示をさらに深く楽しめるようになる。また、これまでの常設展示室を「展示室」、休憩ロビーを「ソファのある部屋」などとイメージしやすい名称に変更した。
同館は6月27日にリニューアルオープンする。






