「理想と現実感を持って市を変えていく」
【湖南】 任期満了にともなう湖南市長選挙が11日に告示され、立候補した元県議で無所属新人の生田邦夫氏(72)が無投票で初当選を果たした。
同日午後5時過ぎ、選挙戦初日の街宣を終えて選挙事務所に生田氏が戻ってくるのとほぼ同時に、事務所スタッフに市選管から市長選への立候補が締め切られ、立候補者が生田氏のみだった一報がもたらされ、集った約300人の市民や市議、県議らが満場の拍手で新市長当選を祝福した。生田氏は笑顔で支援者からの声に応えながら、その後の祝勝会に臨んだ。
祝勝会で生田氏は、選対を支えた県議や15人の市議らと並び万歳三唱で当選を祝った後、市長就任後の市政への思いについて「理想をしっかりと持ちつつ、それを机上の空論で終わらせない現実感も持って臨む」とし、「優先順位をつけて市を変えていく。市民の皆さんにはお願いすることや意見を聞かせてもらうことが多々あると思うが、しっかりと聞き、現場に入って応えていきたい」と意気込みを語った。
その後、記者団からの取材に応じた生田氏は方針として、「湖南市いいとこ 子育てするなら湖南市で 仕事は湖南市で 老後は湖南市で」と「市役所はサービス提供事業所である」と書かれたパネルを掲げ、「これに尽きる。なるべく早く業務を引き継ぎたい」と述べた。さらに「子どもたちの暮らしを取り巻く環境を良くしていくことに力を注ぎたい」とし、公約に掲げていた中学校までの給食費や医療費の無償化に向けて「早急に担当部署や議会と調整していく」としている。また、庁舎の新築については「建て替えありきで話が進みすぎている。これからは市民が来庁しなくても受けられる行政サービスが増えるなど、一度、業務のあり方の見直しが必要だ。ゼロベースで検討していきたい」と述べた。
生田氏の新市長としての初登庁は11月9日になる見込み。
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【甲賀・野洲】 11日は甲賀市と野洲市でも任期満了に伴う市長選が告示された。
甲賀市長選挙は、現職の岩永裕貴氏(47)が無投票で再選を果たした。
野洲市長選挙は、現職の山仲善彰氏(69)=連合滋賀推薦=と無所属新人の栢木進氏(64)が立候補した。投開票は18日に実施される。






