山仲氏vs栢木氏の一騎打ちか
【野洲】 任期満了に伴う野洲市長選挙(11日告示、18日投開票)は4選を目指す現職の山仲善彰氏(69)=連合滋賀推薦=と新人で元市議、会社役員の栢木進氏(64)の一騎打ちとなる公算が大きい。「3期の実績がすでに動いている市政を次につなげる」と訴える山仲陣営に対し、栢木陣営は「県市協調と民間の知恵で停滞した市政を変える」と主張、激戦となる様相を呈している。(羽原仁志)
山仲陣営「実績に基づくまちづくり」
栢木陣営「停滞した市政を変える」
●山仲陣営
JR野洲駅近くの空き店舗に構えた選対事務所には、県内6市町の首長、企業や団体に加え、市長としてつながってきた県外自治体の首長からなどの為書きが並ぶ。選対本部の市木勝彦本部長は「まちづくりを進めるには、市民や各自治会、近隣市町、県、県外の自治体、国などとの和が必要。山仲氏には12年間でそれを積み上げてきた実績がある」と述べ、「選対も多様な人たちがつながるワンチームで、丁寧に政策を発信していく」と意気込む。選対には市議会会派・新誠会を中心に8人の市議が入り、活動を支える。
9月30日、さざなみホール(野洲市比留田)で行われた山仲氏の市政報告会には200人以上が参加した。同日に配布されたチラシでは、「学校の耐震化率と空調整備率100%」「正規保育士・教諭23%増」などの具体的な実績と、市立病院の駅前移転の利点として交通が便利・経営が安定する・賑わいの促進となることなどを大きく紹介している。
また、9月からホームページ内にブログを開設し、県が国民スポーツ大会開催延期を受け入れたことや県と野洲市の関係が悪いとささやかれていることなどについて、山仲氏が考えをつづる取り組みも始めた。
選対では、選挙戦では各自治会館を細かく回り、「『成長・安心・楽しさ』をキーワードとした政策を発信していく」としている。
●栢木陣営
9月20日、市内の税理士事務所で行われた選対の事務所開きには、自民党滋賀県議団の県議ら6人が駆けつけ、祝辞を述べた。選対によると、「今回は無所属で出馬するが、同県議団の大半の議員からは選挙期間中の応援に協力してもらえるという声が届いている。党派を越えた応援もあり、大変心強い」と述べる。
同県議団幹部は本紙取材に「県内中の選挙区選出県議が一つの市長選挙の応援に集うのは珍しい。それだけ栢木氏が掲げる『県と野洲市の協調』に寄せる期待が大きいということだ」と答えた。
選対は栢木氏の同級生や市民有志が集って運営し、自民創政会、保守協商の市議会2会派から市議3人が加わって脇を固める。
陣営では、9月26日にコミセンぎおう(同市永原)で政策報告会、今月3日にはコミセンきたの(同市市三宅)で決起集会を開催した。また、今月1日に市内10か所で一斉に辻立ちを決行、5日には新しいチラシを発行、地域の行事や集いなどに栢木氏が参加し、意見交換を行ったなど、着実に知名度の浸透を図っている。
選挙戦では「市立病院移転は将来を担う世代への負担となること」や「停滞している市政を動かすためには、民間の知恵を取り入れて変えていかなければならないこと」などを中心とした政策を訴える個人演説会を各地区で展開していく。







