10月11日告示の湖南市長選
【湖南】 任期満了に伴う湖南市長選(10月11日告示、同18日投開票)に、自民県議の生田邦夫氏(72)=同市選挙区=が出馬の意向を固め、来月2日にも出馬会見を行う。同氏は自民党員だが、選挙母体は党派を超えた政治団体「Change(チェンジ)こなん」となり、代表には県議会会派「チームしが」の塚本茂樹県議が予定されている。生田氏は、来月15日開会の9月県議会で議員辞職するとみられる。市長選は、現職の谷畑英吾氏(53)がすでに5選を目指して無所属での出馬を表明しており、再び8年ぶりの一騎打ちになりそうだ。(石川政実)
谷畑氏との8年ぶりの一騎打ちか
超党派の政治団体「Change」結成へ
2004年10月に石部町と甲西町が合併して湖南市が誕生したが、谷畑市政は同年から4期16年に及んでいる。
生田氏は「やはり多選により市政はドロンとよどみ、進め方も議会や周囲の意見を聞かない強引さが目に付く。また周辺の草津市、守山市などと比べても湖南市の特色がまったく見えない。ここで終止符を打たないと、空白の20年を招くだけ」と谷畑市政を厳しく批判する。
同氏は「正直、いまも出馬するかどうか五分五分」と慎重だが、市会議員を始めとする周囲は“待ったなし”で動き始めており、来月2日には同氏の出馬会見が行われる見通しだ。
だが出鼻をくじかれた格好になったのが、今月3日に生田氏が理事長を務める社会福祉法人近江和順会が経営する特別養護老人ホーム「レーベンはとがひら」(甲賀市)で新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)が発生したことだ。
生田氏は「いままで感染防止対策に努めてきたが、このような事態を招いてご迷惑をおかけし、誠に申し訳ない思いでいっぱいだ」と頭を下げる。
しかし同氏が理事長の医療法人社団美松会が経営する生田病院をはじめグループ全体が総力を挙げて特養のクラスター対策に努め、ほぼ収束できたという。
「いつでもどこでも忍び込むコロナの恐ろしさを改めて痛感させられた。これを肝に銘じて、いままで以上に感染防止対策を徹底し、医療と介護の生活の場を守っていく。ポストコロナ社会に向けて、市政も災害に強い安心、安全の政策を進めていかねばならない」と抱負を語る。
そして来月2日には、塚本県議や市議らが出席しての市長選出馬会見が予定されている。
塚本県議は「当日、党派を超えた政治団体『Changeこなん』を結成し、その代表に私が就き、奥村展三元参院議員にも入ってもらう予定だ」と言う。
いずれにせよ湖南市長選は、5選を目指す現職の谷畑氏と生田氏との8年ぶりの激しい一騎打ちになりそうだ。







