29日から、びわ湖箱館山で
【高島】 29日からびわ湖箱館山(高島市今津町日置前)に、地元高島市の伝統産業のひとつ「高島ちぢみ」とコラボレーションした琵琶湖の絶景を楽しめるスポット「虹のカーテン」が登場する。
高島ちぢみは、江戸時代から高島地域で受け継がれてきた地場産業の一つ。通常の平織りに比べ、糸を多くひねることで生じる「シボ」と呼ばれる表面の凹凸が特徴で、吸水性や速乾性に優れた生地として寝具などに用いられている。晒や染色、糸から原反までの全ての工程を高島市内で行い、現在、国産の綿性の縮生地の約9割が製造されている。
びわ湖箱館山を運営する企業マックスアース(本社・兵庫県養父市、一ノ本達己社長)では、来場者に箱館山が所在する高島らしさを感じてもらいたいと企画し、高島ちぢみの職人らによる高島晒協業組合(同市新旭町旭)と連携して準備を進め、高島ちぢみを作品として屋外展示する「虹のカーテン」コーナーのオープンに至った。
作品はびわ湖箱館山内に昨年オープンした「びわ湖の見える丘」に設置する。生地そのものの白色と7色に染めた縦約4メートル×横約1・2メートルの高島ちぢみの反物を一列に15枚並べて約5メートルの高さからカーテン状につりさげ、「高島時雨」と呼ばれる雨の後に多く虹が見られる地域の特徴を表現した。13列ある“虹のカーテン”をめくって進むと竹生島や伊吹山などまで見渡せる琵琶湖の大パノラマが楽しめる仕掛けとなっている。また、施設内で高島ちぢみの解説や販売のコーナーも設ける。
同企業と同組合の各代表者らはこのほど、県庁を訪問し、三日月大造知事に地域の魅力を感じられる新スポットを誕生させたことを報告した。
三日月知事は「若者がSNSに取り上げたくなるような、高島のことを知ってもらえる素晴らしい取り組みだ。オープンしたら是非訪ねてみたい」と語った。
同組合の平山裕章営業部長は「日用品ではなく作品として高島ちぢみを染色したのは初めてのこと。『ちぢみってこんなこともできるのか』と多くの人に身近に感じてもらえれば」と述べ、同企業箱館山スキー場の古谷賢治支配人は「歴史ある地場産業から地域の自然や暮らしている人たちの温かさを感じてほしい」と期待している。
「虹のカーテン」の営業期間は、29日~8月24日と9月14日~10月14日。入園料は大人1850円、子ども930円、ペット510円。問い合わせはびわ湖箱館山(TEL0740―22―2486)へ。






