5月3日に宵山、4日に例大祭
【高島】 高島随一の曳山(ひきやま)祭として知られる高島市の「大溝祭」が今年、400周年を迎える。5月3日の宵山、4日の例大祭に備え、地元では「次の400年へつなげられる祭りに」と熱意をもって準備を進めている。
同祭は大溝城下町の鎮守・日吉神社初夏の例大祭。1619年に大溝城へ封入された分部光信が前任地である伊勢上野の曳山祭を移したものと伝えられている。1983年には県の選択無形文化財に選定された。
江戸時代に建造され、明治時代に金箔や漆が施された豪華な曳山5基が地域を巡行する姿が祭りの最大の特徴。宵山では、多数の提灯が吊るされた曳山が湖岸に集合し、湖面に照らし出される灯りとともに幻想的な雰囲気を演出、例大祭では地域住民らによる荘厳な巡行の様子を間近に見ることができる。
今年、地元では「大溝祭400周年記念実行委員会」を発足し、記念事業の準備を進めている。
今年は、普段と違うルートで例大祭の巡行が行われる他、総門周辺に特設会場を設置し、屋台や休憩のスペースを設ける。また、巡行の最後には市営駐車場に5基が放射状に並び、それぞれの組が来年の再会を約束する行事「五車別れ」も特別に行う。同委では「巡行では特に、神社から御輿と全曳山が行列となって出ていく姿は今年だけの試み」とお勧めする。さらに、後世に祭りを伝えるための映像記録の作成や400周年記念グッズの製作、販売などにも取り組んでいる。
このほど、同委の代表者らが県庁で三日月大造知事を表敬訪問し、祭りへの招待状を手渡した。三日月知事は「400年の機会に『大溝祭ここにあり』と皆さんに知ってもらえるとうれしい」とし、祭りへの訪問を調整する意向を述べた。
同祭の曳山巡行は、宵山は午後5時~、例大祭は午前9時~。祭りに関する問い合わせは、水曜・木曜以外の午前10時~午後5時の時間帯に同委(TEL0740―36―2011)へ。






