県精神医療センターが脳機能を「見える化」
◇草津
県立精神医療センター(草津市笠山)は県内で初めて、近赤外線を使って脳血流を測定し脳機能を“見える化”した「光トポグラフィー検査」の保険診療を始めた。これは、うつ病、躁うつ病、統合失調症などの早期治療へつなげようとするもの。
光トポグラフィーは脳血液量の変化を測定し数値化することにより、うつ病、躁うつ病、統合失調症などの判別の補助となる検査装置。装置が提示する質問により脳が活動しているときと活動していないときの脳血液量の変化を波形として見る。
具体的には「光トポグラフィー装置」を使い脳活動に伴う大脳皮質の血中ヘモグロビン濃度変化を計測する。
微弱な近赤外光を使用しているので、身体への侵襲性がない計測技術といえる。検査結果は、前頭葉の血液量の変化パターンをグラフ化したデータとして表示する。
ちなみに脳血液量の変化パターンは、健常、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症で異なり、それぞれ典型パターンがある。光トポグラフィーはこの脳血液量の変化を測定し数値化することにより、こころの病気の判別補助となる検査装置である。
なお同検査はあくまでも医師による診断の補助として用いる検査であるため、適確な診断をするのには、問診やMRなどの脳画像検査と組み合わせることが必要とされている。
検査は一泊二日で実施し、退院後三週間をめどに検査レポートーが送付される。費用は三割負担の保険診療の場合、一万五千円程度。






