「ニューリー・土山」が「『しがぎん』サステナブル評価融資」契約
【甲賀】 電子回路基板の検査装置および基盤と検査装置をつなぐ高精度な治具、各種自動化・省力化機械の開発・製造・販売に取り組む企業「ニューリー・土山」(甲賀市土山町北土山)がこのほど、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを評価し、融資する滋賀銀行の「『しがぎん』サステナブル評価融資」の契約を締結し、同企業で締結式が行われた。
同融資は、企業のサステナビリティ(持続可能な)経営と有意義な目標設定に対し、外部機関による評価やモニタリングを通じた伴走支援を実施し、同行が企業価値の向上を後押しするもの。
同企業は1990年7月に設立。顧客ごとに異なる要望に応じ、個別に調整した製品を製造することを継続してきた。
その経験を生かし、コロナ禍以降は、地域の中小企業からの声に寄り添った自動化・省力化機械の製造にも尽力。従来人手が多くかかり、作業効率が低かったバナナを袋詰めする作業に対しバナナ計量袋詰装置を開発、自動車部材の端材を再利用可能な部分と不可能な部分に分離させる装置を開発、和菓子製造での高温下作業の課題に対し、食品加工装置を開発したなど、省人化・高速化、リユース(再使用)・リデュース(資源ごみの発生の減少)の推進、作業者の負担とリスクを軽減させる機械などを製造してきた。
今回の融資に当たって評価した第三者機関のしがぎん経済文化センターは「地域の中小製造業者が設備を導入し、労働生産性を高めることで、業績の維持・向上、地域経済の循環など社会課題の解決につながる有意義な取り組み」と評価した。
締結式では、同行土山支店の宇野茂行支店長から、契約を記念する盾が同企業の野口雅人代表取締役社長に贈られた。
野口社長は「会社の数だけ仕事があって課題がある。個別の解決策を探る事業が地域や滋賀県を盛り上げることにつながれば」と意気込みを語り、宇野支店長は「悩み事を抱えている地域の企業と解決に取り組んでいる『ニューリー・土山』のマッチングに取り組み、しっかり伴走していく」と述べた。






