つかんだ夢切符!勝利をこの手に
◇東近江
昨秋の近畿大会で見事準優勝を飾り、初のセンバツ出場を決めた滋賀学園高校。その快進撃に迫る。
新チーム発足にあたり、旧チームから残るレギュラーは捕手の後藤克基選手(1年)のみ。総入れ替えに近いメンバーでのスタートだったが、秋季県大会までの練習試合ではほとんど負けなしで、選手たちは「センバツ」出場を目標に秋季大会に臨むこととなった。
センバツ出場の滋賀学園高校野球部
快進撃を見せた秋季大会
県大会一回戦で強豪・綾羽高校に9―0で勝利、最高の滑り出しを見せる。その後順調に勝ち進み、迎えた準々決勝では1点を争う激戦の末、6―5で強敵・近江高校を下した。準決勝では大会を制した北大津に敗れたものの、三位決定戦で長浜を6―3で退け、見事、秋季近畿大会の出場権を得た。
近畿大会初戦は大阪一位の大商大堺。苦しい展開が予想されたが、打っては四番の馬越大地選手(2年)がレフトスタンドに突き刺さる会心の一発を放てば、投げてはエースの神村月光投手(1年)が相手打線をキレのある直球で押さえ込み、6―1と最高のスタートを切った。
勝てばベスト4、そしてセンバツ出場が見えてくる準々決勝は、全国でも屈指の左腕・主島大虎投手擁する兵庫県代表の報徳学園との対戦。試合は神村、主島の両投手が好投し、0―0のまま延長戦へ。そして延長十四回、後藤選手がタイムリーヒットを放ち待望の先制点を奪う。この1点をエース神村が守りきり、見事準決勝進出を決め、目標としていた「センバツ」出場権を手繰り寄せた。
準決勝の相手は京都の龍谷大平安高校。序盤から相手エースの制球の乱れやミスを逃さず大量点を奪い、コールド勝ち。滋賀県勢としては一九九八年の比叡山高校以来、十八年ぶりの秋季近畿大会決勝に駒を進めた。
決勝戦は全国屈指の強豪校の大阪桐蔭高校。その強豪校相手にも滋賀学園野球を存分に見せつけた。初回、併殺崩れの間に1点を先制するが、五回に同点に追い付かれてしまう。それでもエース神村が大阪桐蔭打線を寄せつけず、同点のまま試合は九回へ。九回表、大阪桐蔭が2点を勝ち越すが、ここで滋賀学園が粘りを見せる。相手投手の四死球などで一死満塁のチャンスを作ると、二番井川選手の犠牲フライで1点差。なおもチャンスの場面で三番後藤選手に打順が巡って来た。しかし、頼みの三番は空振り三振に打ち取られ、ゲームセット。惜しくも滋賀県勢初の近畿大会優勝はならなかった。
あと一歩のところで優勝は逃したが、この近畿大会準優勝は滋賀学園の選手たちに大きな自信を生んだに違いない。滋賀学園野球部のセンバツでの快進撃を期待せずにはいられない。
祝センバツ出場
東近江市長 小椋正清
甲子園出場を心からお祝いします。
東近江市の代表として滋賀学園高校選手諸君の精一杯の健闘を期待します。
選手の皆さんにとって生涯の思い出となる大きなイベントですから、一人ひとりのプレーに熱い思いを込めて悔いのない試合になることをお祈りします。
滋賀学園高等学校野球部 沿革
1999年 硬式野球部 創部
2009年 夏季県大会 優勝
第91回全国高校野球選手権大会 初出場
2012年 秋季県大会 準優勝
2015年 秋季近畿大会 準優勝
2016年 第88回選抜高校野球大会 初出場
センバツへの軌跡
◆秋季県大会1回戦
滋賀学園9―0綾羽(7回コールド)
◆秋季県大会2回戦
滋賀学園10―0東大津(5回コールド)
◆秋季県大会3回戦
滋賀学園10―0長浜北星(6回コールド)
◆秋季県大会準々決勝
滋賀学園6―5近江
◆秋季県大会準決勝
北大津10―6滋賀学園
◆秋季県大会3位決定戦
滋賀学園6―3長浜
秋季近畿大会出場決定
◆秋季近畿大会1回戦
滋賀学園6―1大商大堺
◆秋季近畿大会準々決勝
滋賀学園1―0報徳学園(延長14回)
◆秋季近畿大会準決勝
滋賀学園8―1平安(7回コールド)
◆秋季近畿大会決勝
大阪桐蔭3―2滋賀学園 準優勝
滋賀学園高等学校 校歌
森 はな作詞 嵐野英彦 作曲
一、
歴史は古き 万葉の
文化の郷は 陽に映えて
平和の場に 風わたる
集うわれらは 相愛の
真情燃えて 明日を呼ぶ
ああ わが学舎 滋賀学園
二、
鈴鹿の峰の 朝ぼらけ
黎明の空 雲流る
理想遙かに まっしぐら
足並みそろえ 行くところ
希望は燃えて 明日を呼ぶ
ああ わが学舎 滋賀学園










