来年4月、司馬氏の「街道をゆく」シンポ
◇米原
司馬遼太郎没後二十年記念シンポジウム「『街道をゆく』は近江からはじまった」(主催=県や米原市などで構成する同実行委員会)が四月二十三日、米原市の県立文化産業交流会館イベントホールで開催される。
今なお根強い人気をもつ『街道をゆく』は、司馬氏の「近江からはじめましょう」との発案で「湖西のみち」から始まり、四半世紀をかけ、全四十三巻にも及んだ。そのうち滋賀は六巻に登場し、同氏の滋賀・近江に対する強い思い入れを感じることができる。
来年二月に没後二十年を記念し、『街道をゆく』を軸としたシンポジウムを初めて開催する。これは、司馬遼太郎記念財団の全面協力によって実現するもの。
内容的には、上村洋行・同記念財団理事長の基調講演「『街道をゆく』がうまれるまで」(仮題)やシンポジウムが行われる。
シンポのパネリストには、山折哲雄・国際日本文化センター名誉教授、武村正義・元滋賀県知事、諸田玲子氏(作家)、コーディネーターには、古屋和雄・文化外国語専門学校長(元NHKアナウンサー)―が予定されている。参加は、無料。
県文化振興課では、シンポジウムのねらいについて「なぜ司馬氏は滋賀を何度も訪れたのか。どこに魅かれたのかを振り返ることにより、滋賀のもつ魅力を再認識し、滋賀の魅力の『お墨付き』として発信して、観光客のリピーター化を図っていく」と話している。
『街道をゆく』全四十三巻のうち六巻に滋賀が登場するほか、司馬作品の登場人物ゆかりの地は県内に数多い。
このため『街道をゆく』の追体験を提案することにより、何度でも滋賀を訪れてもらうため、実際に『街道をゆく』をたどりやすいように、シンポジウムにあわせてルートマップを作成し、配布するという。





