強い思い入れの近江の地で
◇米原
県は来年に司馬遼太郎氏没後二十年を迎えるため、「二十周忌記念シンポジウム―『街道をゆく』は近江からはじまった―」を同年四月二十三日、米原市の県立文化産業交流会館で開催する。
毎年、二月十二日の司馬氏の命日の前後にシンポジウムが大阪、東京の交互で「菜の花忌」として行われている。
司馬氏がこよなく滋賀県を愛したことや武村正義元知事と対談し、琵琶湖の将来について意気投合したことが二十周忌シンポジウムを滋賀で開く契機になった。これは、司馬遼太郎記念財団の全面協力によって実現するもの。
いまなお根強い人気のある司馬氏の『街道をゆく』は、同氏の「近江からはじめましょう」との発案で「湖西のみち」から始まり、四半世紀をかけ、全四十三巻にも及んだ。そのうち滋賀は五巻に登場し、司馬氏の滋賀・近江に対する強い思い入れを感じることができる。
記念シンポジウムでは、司馬遼太郎記念財団理事長の基調講演「(仮題)『街道をゆく』がうまれるまで」や、パネルディスカッションなどが予定されている。全国から司馬氏のファンら二千人の参加を見込んでいる。参加は無料。
なお滋賀・近江の登場する『街道をゆく』の巻は、『司馬遼太郎の遺産 街道をゆく』カタログによると次の通り。
▽「甲州街道、長州路ほか」大津~安曇川~朽木谷▽「郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」今津~敦賀~栃ノ木峠▽「甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみち」伊賀上野~紫香楽宮祉~瀬田▽「叡山の諸道」浜大津~坂本・生源寺、双厳寺、瑞応院、滋賀院門跡、日吉大社ほか、横川中堂~無動寺谷~大講堂▽「近江散歩、奈良散歩」不破の関から寝物語の里から柏原宿~彦根城~姉川古戦場~国友~安士城址~近江八幡





