琵琶湖博物館学芸員
◇草津
琵琶湖博物館(草津市)の橋本道範・学芸員が、思文閣出版より「日本中世の環境と村落」(本体価格八千四百円)を出した。歴史学専門の橋本学芸員は二十年間にわたって、中世村落や漁労を対象に研究を重ねてきた。
今回の新刊では、現在の大字(おおあざ)単位の集落や自治会が自然環境と向き合う中心的な主体となったのは、ち密な生業を営むためとする主張を展開した。
内容は、漁労は特権をもった集団だけでなく、多様な人々によって営まれていたことを古文書から立証した。また、琵琶湖の魚介を食していた室町時代の貴族は、コイよりもフナ属の方を好んでいたことを明らかにした。







