「迅速な対応が欠如」
◇全県
高島市で一昨年発生した放射性木くずの不法投棄問題で、滋賀県放射性チップを告発する会(共同代表=石田紀郎、畑明郎の両氏)は二十三日、県の行政対応について「迅速な対応が欠如し、情報開示も不十分」と疑問視し、質問書・要望書を県へ提出した。
この問題は一昨年三月~四月、福島県内から運ばれた放射性セシウムに汚染された木くずが、高島市の鴨川河川敷に不法投棄されたもの。県の対応は後手に回り、原状回復は自主撤去によって昨年二月にずれ込んだ。
搬出された木くずは、県の調べによると、県外の中間処理業者によって破砕処分された後、北関東の企業が有価物として引き取ったという。県は「風評被害のおそれがある」として、引き取り業者名などを公表していない。不法投棄した都内のコンサルタント会社社長は昨年十二月有罪判決が確定した。
告発する会が提出した質問書・要望書の内容は、▽前知事・県は「搬出先は安全な適法な場所で処理する」と発言していたが、当時「破砕会社」への搬出は確認しているとのこであるが、そのことが前記の「適法な場所」といえるのか▽結果として放射性物質を長期に放置してきた行政責任は認めるべきであり、反省すべき点が説明されていないのはなぜか▽適切に最終処分されるまで見届けるのが県としての責任であると考えるがどうか―など。同会は三月十三日までの回答を求めた。
石田代表は「物理的には放射性木くずが撤去されたが、どこへ搬出され、どう処分されたか分からないままだ。このような不法投棄が二度と起こらぬよう、県に真剣に考えてほしいので要望書を出すことにした」と述べた。







