全国5か所で振興と普及
2019年にラグビーワールドカップが日本で開催される。日本のラグビーの振興と普及を目的に、文部科学省が公益財団法人日本ラグビーフットボール協会に委託して実施するモデル事業「放課後ラグビープログラム2014」が、東近江市で取り組まれている。
特に、ラグビーをする環境がない中学生を対象に環境を作っていこうと、全国で五か所(東京・群馬・滋賀・徳島・福岡)で実施されていて、西日本の拠点として滋賀県では東近江市が選ばれた。
京都・大阪では中学生がラグビーをする環境があるが、滋賀県にはラグビーをやりたい中学生がいても環境がない。昨年度は立命館中学校で実施され、同大学ラグビー部のもとでプログラムが始動した。今年度は東近江市となり、指導にあたる向山昌利メインコーチは「東近江で数年間実施し、ラグビー人口を増やして、軌道に乗せたい」と話している。
このプログラムは、チームで試合に出るというのではなく、初心者を対象に、ラグビーを体験することに重点を置いている。正しいスキルで、楽しく学ぶ。昨年十月にボールに慣れることからはじまったプログラムは、今年二月にはタッチフットができるようになるのが目標。毎回、小学六年生から中学生約十人が参加して、月二回のペースで布引運動公園陸上競技場(グリーンスタジアム)で楽しく学んでいる。
向山コーチは、「プログラムを通じて体を動かす楽しさや、仲間と取り組む楽しさといった根本的なところも学んでもらいたい。その上で、ラグビーを続けてもらえたら一番いい。参加して、学んで、ラグビーを経験すること」と話し、「ラグビーはとっつきにくい、危ないといったイメージがありますが、安全性を一番にルール化されているので危なくありません。ライセンスをもつ指導者による安全に配慮したプログラムを提供できます。サッカーは足だけ、バスケットはドリブルや三歩までなど規制がありますが、ラグビーはボールを持って自由に走れる。簡単なスポーツだと思う」と、ラグビーの普及に情熱を燃やしている。
「放課後ラグビープログラム2014」についての情報は、ホームページ(http://www.houkagorugby.info/)で。(松村好浩)








