北関東の民間施設で野積み状態
◇全県
放射性セシウムに汚染された木くずが高島市の鴨川河川敷に不法投棄されていた問題で、県は復旧作業の総括と、「県としての対応に不信感を招いたことに心からお詫び申し上げます」とする三日月大造知事のコメントを発表した。
この中で、撤去された木くず(一キロ当たり最大三九○○ベクレル)が県外の中間処理業者によって一般廃棄物として破砕された後、北関東の企業が有価物として引き取り、同社敷地内に野積み状態で保管されていることが分かった。
県「法的に問題ない」
県は会見で、木くずは、国の定める指定廃棄物の基準八○○○ベクレル以下であるとして、中間処理を施せば有資源化は可能と説明。木くずの放射能については「残存している可能性はある」「法的には問題ない」とし、今後の対応は「所在地の関係行政機関に委ねるしかない」と述べた。
問題の木くずは、昨年三月~四月、東京都内のコンサルタント会社社長(河川法違反処理法違反で懲役一年六か月、執行猶予三年、罰金百万円)によって、約三百十立方メートルが福島県内から高島市へ運ばれ鴨川河川敷に不法投棄された。
県の初動対応のまずさから問題解決は迷走し、放射能による環境や健康への不安が広がった。ようやく自主撤去されたのは、昨年十二月~今年二月だった。
なお、県は十九日、職員の危機管理や連携の不十分さを問題視し、当時の高島土木所長や同環境事務所長、琵琶湖環境部長、土木交通部長ら十人に対し、知事からの口頭注意の処分を行った。







