動き出した来春の統一地方選(県議選編)<3>
◇全県
安倍晋三首相は年内か一月早々の衆院解散・総選挙に踏み切ることを視野に入れ始めた。この影響が懸念されるのが来春の統一地方選。とくに県議選は、来春から県議会の定数が現行の四十七人が四十四人に削減されるだけに、各政党とも公認・推薦候補の選定を急いでいる。 【石川政実】
【米原市(新定数一)】 米原市選挙区は定数が現行の二人から一人に減り超激戦区に。現職は、自民で県議会議長の赤堀義次氏(77)(県議会会派=颯新の会、4期)と辻村克氏(74)(自民党県議団、5期)だが、二人は四月の県議会議長選で争った犬猿の仲だ。
先月二十日、第二選挙区支部役員総会が開かれ、米原支部を通じて公認申請を出した赤堀氏が、辻村氏の去就が決まっていないのを理由に、公認を見送られた。もし赤堀氏が出馬するなら、後継者を市議で調整中の辻村氏の出馬も。民主は、田島一成前衆院議員秘書の角田航也氏(42)を擁立する。
【長浜市(定数四)】
自民党現職では、川島隆二氏(43)(自民党県議団、2期)と野田藤雄氏(69)(同、2期)が自民の第一次公認を得たが、青木甚浩氏(51)(颯新の会、1期)は長浜支部に推薦申請を出したものの、一部反発が出たため公認が見送られた。川島氏と青木氏とは激しい火花を散らす。青木氏は、二十七日の二次公認申請受け付けに向けて、再度申請を出す。
さらに現職では、民主公認の大橋通伸氏(57)(1期)、新人では、共産公認で前長浜市議の杉本敏隆氏(61)、自民浅井支部から公認申請を出した前市議の北田康隆氏(62)が出馬へ。
【東近江市日野町愛荘町(新定数五)】
蒲生郡(現行定数一)の竜王町と日野町のうち、日野町は愛知郡(同一)とともに、東近江市(四)に合区して定数五になる。出馬するのは、東近江市では自民現職の小寺裕雄氏(54)(公認、2期)、木沢成人氏(42)(無所属、2期)、新人では引退する自民現職の宇賀武氏(66)の後継者である加藤誠一氏(60)(大岡敏孝衆院議員の秘書)―の三人。民主現職の山田実氏(63)(3期)は熟慮中で、引退の可能性も。
蒲生郡からは、現職の井阪尚司氏(61)(対話の会、1期)がチームしがの推薦で出馬する。愛知郡では、自民現職の宇野太佳司氏(63)(1期)が愛荘支部に第二次の公認申請を出すが、町長選のしこりは深刻。共産は、来週にも候補者を発表する。維新の党も擁立の構えで、元県議の中島敏氏(66)の声も。
【その他の選挙区】
大津市(定数十)では、公明が新人の中村才次郎氏(55)を公認候補に。梅村正県議(64)の引退を受けたもの。湖南市(定数二)は、自民現職の生田邦夫氏(66)(2期)が公認申請を行う。民主では、引退する谷康彦氏(73)の後継者に、湖南市議の塚本茂樹氏(49)が急浮上している。
守山市(定数二)は、民主現職の大井豊氏(61)の後釜に同市議の下村勲氏(57)と小川泰江氏(51)の二人が有力視されているが、下村氏が県会、小川氏が衆院選(3区)に回る公算大か。
竜王町は近江八幡市(現行定数三)と合区して「近江八幡市竜王町選挙区(新定数三)」に、また犬上郡(現行定数一)は彦根市(同4)と合区して「彦根市犬上郡選挙区(新定数四)」になるが、両選挙区とも現職以外、まだ動きがない。






