動き出した来春の統一地方選(県議選編)<2>
◇全県
県議会の民主党会派「民主党・県民ネットワーク」(十二人)と、嘉田由紀子前知事を支えた地域政党“対話の会”の会派「対話の会・しがねっと」(五人)は十月三十一日、統一会派「チームしが県議団」の結成届を議長に提出した。両会派の県議が今夏の知事選で三日月大造知事の選挙母体となった政策形成集団「チームしが」(代表=嘉田由紀子前知事)に参加したのが、統一会派の契機になった。来春の県議選のカギを握るのが、「チームしが」の動きである。(石川政実)
公明の梅村正県議が勇退
【対話の会】
新会派「チームしが県議団」が結成されても、民主党県連は同党系県議について公認・推薦を行っている。
片や対話の会では「チームしが」を重視して、対話系の現職全員を公認せず、推薦のみにとどめる。
具体的には、大津市選挙区は沢田享子氏(6期)、高島市は清水鉄次氏(2)、草津市は駒井千代氏(1)、野洲市は冨波義明氏(1)、東近江市日野町愛荘町は井阪尚司氏(1)の現職五人が全員推薦で出馬する。
また政策形成集団「チームしが」代表の嘉田氏の二男、修平氏が大津市選挙区から新人で出馬する噂(うわさ)もあるが、公算は低い。なお「チームしが」では今月中旬に、同県議団を中心に第一次推薦を発表する予定だ。
【公明党】
公明党県本部代表の梅村正氏(6)が勇退する。後任は、五十代の新人男性とみられる。粉川清美氏(2)と新人で二議席確保が至上命令だ。梅村氏の後任は、七日付の公明新聞で公表される。
【みんなの党】
江田グループの集団離党など、ごたごたが続くみんなの党。同党滋賀代表の蔦田恵子氏(大津市、現3)は、党本部と地方組織の距離がますます遠くなってきた現状に落胆し、無所属での出馬も検討中だ。
【共産党】
「議席ゼロ」の共産党県委員会は第一次公認として、大津市が元県議の節木三千代氏、新人で同市議の黄野瀬明子氏、長浜市が前同市議の杉本敏隆氏の計三人を発表している。
さらに東近江市日野町愛荘町、草津市、彦根市犬上郡の三選挙区で候補者擁立を急ぎ、今月中旬には二次公認を発表する模様だ。奥谷和美県委員長は「五議席確保を目指す」と強気だが、三議席は堅いかもしれない。
【維新の党】
日本維新の党県総支部支部長の岩永裕貴衆院議員は「おひざ元の第4選挙区を中心に擁立を検討中だが、なかなか厳しい」としている。東近江市日野町愛荘町では、元県議の中島敏氏の声も。
【無所属】
無所属議員として唯一の現職、木沢成人県議(2、東近江市日野町愛荘町)は次期県議選に出馬する。また無所属新人では、すでに草津市、高島市など数選挙区で名前が上がっている。







