11月に「ルネサンス近江開幕」公演
◇長浜
明治時代に長浜市に建てられ、庶民の娯楽の殿堂であった芝居小屋「長栄座」を再現した公演「長栄座ルネサンス近江開幕」(主催=県、公益財団法人県文化振興事業団)が十一月八、九の両日、米原市の県立文化産業交流会館で開催される。
滋賀にこだわる邦楽組曲「近江羽衣抄」など
十一月八日は、長栄座秋のおどり「湖国舞花長栄」で、京都市の「京都をつなぐ無形文化財遺産」に認定された宮川町歌舞伎会に所属する芸舞妓たちが、あでやかな舞を披露し、狂言師の茂山逸平氏がお座敷遊びなどを交えて解説する。また「廓八景」では、京都宮川町歌舞伎会の芸妓組合長・ふく葉氏が円熟した芸を堪能できる。アイドルのAKBの元祖ともいえる舞妓との撮影会もある。
同月九日は、心にしみる日本の情緒である芸能歳時記「雪月花」で、邦楽組曲「近江羽衣抄」や長唄「藤娘」淡海節・大津絵節入りなどの演目となっている。司会は茂山千三郎氏。
今回の「長栄座ルネサンス近江開幕」を演出・企画・構成した前原和比古氏は「滋賀県にこだわったのが、『近江羽衣抄』と『藤娘』の二つの演目。『近江羽衣抄』は、余呉湖を舞台とした日本最古の羽衣伝説を意識して創作した。構成は、邦楽組曲として邦楽演奏、語り、舞踊を取り入れた邦楽ミニオペラ風に仕上げた。また私が今回構成をした『近江の藤娘』は、船頭の記憶の中に生きる、着飾った町家娘や芸者を懐かしく思い出すというストーリーを、近江が育んできた楽曲を使いながら、舞踊の組曲に仕上げた。出演者も、滋賀県在住の舞踊家を選出した」と話している。
入場料は一日分が一般三千円、青少年(二十五歳以下)千五百円。二日間セット割引券は一般五千円、青少年二千五百円で、十一月八日全席指定、九日全席自由席。問い合わせは、県立文化産業交流会館(TEL0749―52―5111)まで。








