本紙がペア5組に入場券
◇守山
佐川美術館(守山市)は、富士山をモチーフした「冨嶽三十六景」で浮世絵風景画に金字塔を打ち立てた浮世絵師、葛飾北斎(一七六〇~一八四九)と、北斎に触発されて「エッフェル塔三十六景」を描いたフランスの版画家、アンリ・リヴィエール(一八六四~一九五一)を取り上げた企画展「北斎とリヴィエール 二つの三十六景と北斎漫画」を開催している。会期は八月三十一日まで。
富士山を描いた浮世絵師として、世界で最も有名な北斎の代表作「冨嶽三十六景」。そして、パリの浮世絵師と呼ばれたアンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」。企画展は、この二つの「三十六景」を関西で初めて同時公開する。
さらに「冨嶽三十六景」とともにヨーロッパの印象派の画家たちに衝撃と大きな影響を与えた「北斎漫画」と、幕末から現在まで伝承された「北斎漫画」の貴重な版木も特別公開し、北斎の世界観に迫る。
「冨嶽三十六景」は、美人画や役者絵が主流だったこの時代、風景画という新たなジャンルを確立させ、多くの浮世絵師に影響を与えた。
様々な場所から富士山を遠望するとともに、庶民の暮らしぶりなど、当時の風俗を織り交ぜながら描くスタイルは、とてもユニークなものだった。
「エッフェル塔三十六景」は、一九世紀中ごろよりヨーロッパで起こったジャポニズム(日本趣味)に影響を受けた画家であり版画家であるアンリ・リヴィエールが、フランス革命百周年を記念して着工したエッフェル塔に魅せられて描いたもの。
エッフェル塔を中心にしてパリの街並みや自然の景色、労働者や庶民の生活を浮世絵の手法で描き出している。作品全体からは、浮世絵からの色彩や構図、題材、表現方法を学びとれるものがあり、北斎だけでなく広重などの影響を見て取ることができる。
一般千円、高大生六百円、中学生以下無料。問い合わせは佐川美術館(077-585-7800)へ。
なお、滋賀報知新聞社は読者プレゼントとして、抽選でペア五組に入場券を進呈する。希望者は、はがきに住所、氏名、本紙への批評を記入し、二十四日までに〒520-0044大津市京町四丁目五―二三、滋賀報知新聞社大津本社へ。








