ミホ・ミュージアムで19日から
◇甲賀
夏季特別展「二つの綴織(つづれおり) MIHО悲母観音と蓮華弥勒(れんげみろく)」が十九日から八月十七日まで、ミホ・ミュージアム(甲賀市)で開催される。
同展では、現代に制作された綴織の傑作である「MIHО悲母観音」(平成六年)、「蓮華弥勒像」(平成二十四年)を所蔵している。現代の職工芸技術の頂点といえる二つの綴織とともに、楊柳(よくりゅう)観音や半跏思惟(はんかしい)像など、国内外の仏教美術の名品を展観しながら、二つの像誕生の背景をたどる。
「MIHО悲母観音」は、明治期日本画壇の巨匠、狩野芳崖(ほうがい)の絶筆にして最高傑作といわれる「悲母観音図」を基に制作されたもの。芳崖は「悲母観音図」にどのような思いを込めたのか、構想が母子図から人類誕生という壮大なテーマに変化した様を追う。
「蓮華弥勒像」は、昭和二十四年に焼失した法隆寺金堂壁画の「半跏思惟像」を基に織り上げたもの。このことから、展示では、半跏思惟の姿をした菩薩像に焦点を当て、インド、中国を経て、どのようにして信仰を集めてきたのか考える。
大人千百円、高大生八百円、小中生三百円。月曜休館。問い合わせは同ミュージアム(TEL0748―82―3411)へ。







