甲賀市水口町で採取、なんと全長85センチ
◇草津
全長八十センチのミミズが見事、ダービーで優勝した。これは、県立琵琶湖博物館(草津市)が昨年六月から一年間にわたって開催してきた「湖国ハッタミミズ・ダービー」でのこと。
「ハッタミミズ」は全長八十センチに達するとされる日本最長のミミズ。これまでに分布が確認されているのは石川県、福井県、滋賀県の三県のみで、日本固有種と考えられている。環境省レッドリストでは、準絶滅危倶種に指定。主に水田とその周辺に生息している。
そこで琵琶湖博物館では、県内のハッタミミズの分布調査を目的とした写真コンテスト「湖国ハッタミミズ・ダービー」を昨年六月から開催し、先月十五日で締め切った。
この写真コンテストは、ハッタミミズの長さを競う「長寸部門」と、一つながりの糞塊の長径を競う「大糞塊部門」で行われた。
優勝したのは、「長寸部門」では五月二十九日に草津市下物町のハス田で採集されたミミズで全長が八十センチだった。「大糞塊部門」では、昨年九月十二日に長浜市神照の水田で撮影された長径二百四十五ミリの糞塊。いずれも写真記録があるものとしては日本新記録だった。
ところが、撮影日の締め切りをわずかに過ぎてから優勝記録を上回る情報が寄せられた。
六月七日、甲賀市水口町松尾のヨシ原で全長八十五センチのミミズが採取(写真1)されたのだ。
同月十六日には、東近江市佐生町の水田で幅一・五メートル以上の大糞塊を確認(写真2)。
琵琶湖博物館では「他にも県内からハッタミミズの報告が相次いでいる。また、七十センチオーバーのハッタミミズを前にして、『昔はもっと大きいのがおった』という農家の証言も聞かれたため、今後とも分布情報を募集することにする」と話している。








