適応学習のプロジェクトスタート
◇守山
立命館守山中学校・高等学校(守山市、校長=亀井且有校長)と(株)電通国際情報サービス(東京都、釜井節生社長 略称・ISID)のオープンイノベーション研究所(略称・イノラボ)はこのほど、インターネット上でコンピューターを利用する「クラウド」とフェイスブックなどインターネット上の交流を通して社会的ネットワークを構築するサービスSNSを用いて、個々の生徒の学習進行度に合わせ、適切な問題を最適なタイミングで提供する教育手法「アダプティブラーニング(適応学習)」を実践するプロジェクトを立ち上げた。学校現場において、SNSとアダプティブラーニングを用いたICT環境を教育プログラムに取り入れる試みは、全国でも初めて。
このプロジェクトは、イノラボが研究開発を進めるアダプティブラーニング・プラットフォームをベースに、クラウド上に問題単位で蓄積されたデジタル教材を、生徒一人ひとりの習熟度に合わせて、教師や生徒自身が選択し学習する仕組みを授業に取り入れるもの。
立命館中学・高校の広報課では「『学力・理解度』と『学ぶ対象』をシステム上で紐付けることにより、個々の生徒に合った最適な学習コンテンツの選択が可能となる。またSNS機能を活用して、生徒同士が教材を評価・推薦したり、分からない部分を教師や他の生徒に質問しながら解決するなど、能動的に学習できる環境が実現できる」としている。
初年度は、立命館の中学生・高等学校一年生全員と担当教師の約五百人が今月末までにiPad(アイパッド)を持ち、英語と数学の二教科からスタートする。次年度以降、各年度の新入生にも順次展開する予定。教材は数研出版(株)が提供している。
なおプロジェクトには、立命館大学情報理工学部言語教育情報研究所教授の野澤和典氏、文教大学教育学部教授の今田晃一氏がアドバイザリースタッフとして参画する。(石川政実)







